モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群(モンゴル・アルタイさんみゃくのいわえぐん)は、モンゴルの世界遺産のひとつであり、その登録名が示すように、モンゴル・アルタイ山脈の3箇所の岩絵遺跡群が対象となっている。それらは紀元前11000年ごろから西暦9世紀ごろまで、およそ12000年にわたって描かれており、それぞれの時期における北アジアの生活様式や周辺環境の様子を伝える岩刻画が数多く残されていることが評価された。UNESCOの世界遺産リストに登録されたモンゴルの文化遺産は、オルホン渓谷の文化的景観に続いて、これが2件目である。