ムーレイ・イスマーイール・イブン・シャリーフ(アラビア語 : مولاي إسماعيل بن الشريف ابن النصر、ベルベル語 : ⵎⵓⵍⴰⵢ ⵉⵙⵎⴰⵄⵉⵍ、英語 : Moulay Ismail Ibn Sharif、1645年 - 1727年3月22日)は、モロッコ、アラウィー朝の第4代スルターンである。 アラウィー朝の始祖の七男で、1667年から継兄ムーレイ・アル=ラシードが死去する1672年まではフェズ王国およびモロッコ北部の総督だった。彼はフェズでスルターンを宣明するが、王位を主張する甥との抗争が勃発、1687年にアフメドが死去するまで抗争は続いた。イスマーイールの55年に及ぶ在位期間は、モロッコのスルターンで最長である。