ムハンマド・ディブ(Mohammed Dib、1920年7月21日 - 2003年5月2日)はアルジェリアの作家。ムールード・フェラウン、ムールード・マムリ、カテブ・ヤシーンとともにフランス語アルジェリア作家の第一世代、を代表する作家である。自伝的小説アルジェリア三部作を発表した後、アルジェリア独立戦争中の1959年末に共産党活動のためにフランス植民地当局により国外追放された。亡命後に写実的な作風から幻想的・思索的な作風に転じ、小説、詩、戯曲、随筆、児童文学作品を含む30冊以上の著書を発表。フランス語圏大賞などアカデミー・フランセーズの文学賞を多く受賞した。