フランク・ローマ皇帝(フランク・ローマこうてい、ドイツ語: römischen Kaiser ,フランス語: Empereur d’Occident)ないし西方帝位(せいほうていい)は、フランク国王カール1世が800年12月25日にローマにてローマ教皇レオ3世によりローマ皇帝として戴冠されて以降のカロリング朝(カロリング帝国)における君主号の仮定上の表記である。最後のフランク・ローマ皇帝は924年に崩御したベレンガーリオ1世である。 フランク・ローマ皇帝は大概は«ローマ人の皇帝»(ラテン語: imperator Romanorum)ないし«ローマ帝国の皇帝»(ラテン語: imperator Romanum gubernans imperium)の称号を帯びている。962年のオットー1世大帝の戴冠によって始まる神聖ローマ皇帝はフランク・ローマ皇帝の後継者であることを自認している。