ヌアザ(Nuadha、ヌァザ、ヌァダ)は、ケルト神話に登場する神の一柱で、トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の王。その名は「幸運をもたらす者」「雲作り」を意味する。英語ではヌアダ(Nuada)。銀の腕(アガートラーム(Airget-lamh)または アガートラム(Agateram)の別名を持ち、合わせて銀腕のヌアザ(ヌアザ・アガートラーム)とも称される。ブリトンではノドンスと呼ばれた神がヌアザに相当する神であると考えられている。 病を治す力を持つとされ、水に縁のある神である。戦いの神としても伝えられ、その強大な力はゼウス(ユーピテル)に例えられる。