デンマーク黄金時代(Danish Golden Age)とは、特に19世紀前半のデンマークにおいて創作活動が盛んだった時期を指す。当時のコペンハーゲンは戦火(1807年のコペンハーゲンの戦い)や財政破綻に苦しんでいたものの、芸術の分野では隣国たるドイツロマン主義に触発され新たな時代を迎えることとなる。1800年から1850年頃にかけて、ベルテル・トルバルセンの彫刻の他、クリストファー・エカスベアやその門下生のウィルヘルム・ベンズ、コンスタンティン・ハンセン及びヴィルヘルム・マーストランらの絵画が一世を風靡。新古典主義建築も発展を遂げ、とりわけコペンハーゲンの街はやミカエル・ゴットリープ・ビンデスベル設計の建築物で様変わりした。