ジェームズ・ポール・ムーディ(英語: James Paul Moody、1887年8月21日 - 1912年4月15日)は、タイタニック号の六等航海士。同船の沈没事故で犠牲となった唯一の下級航海士である。 イギリスに生まれた彼は航海士として一流の教育を受けた後、最初の頃はホワイト・スター・ライン社のに乗船していた。 タイタニック号が氷山と衝突した時、当直だったムーディは一等航海士のウィリアム・マクマスター・マードックとともにブリッジにいた。見張りから前方に氷山があるとの連絡を受けたのも彼である。衝突後は救命ボートへ乗客を誘導した。同僚は何度もボートへの乗船を誘ったが、彼は最後まで断り続けて船と運命を共にした。