シルウィアヌスの指輪 (英語: Ring of Silvianus) 、あるいはザ・ヴァインの指輪 (英語: the Vyne ring) は、4世紀ごろに作られたとみられる黄金製の指輪。帝政ローマの属州時代のブリテン島(ブリタンニア属州)で行われていた異教信仰の痕跡を残す遺物であり、またJ・R・R・トールキンが自身の創作の中に登場させた「一つの指輪」のモデルであった可能性のある品でもある。「シルウィアヌス」(Silvianus) はこの指輪の本来の持ち主とされる人物の名であるが、この指輪に名前が刻印された人物「セニキアヌス」(Senicianus)に指輪を盗まれたと考えられる。