シルウァ・カルボナリア (ラテン語: Silva Carbonaria, 「木炭の森」の意) は、鉄器時代後期から中世前期までワロン西部(現ベルギー)に存在した、ブナ属とオークの原生林。北はや、南はサンブル川まで至る、非常に広大な森だった。その北には、現在のブリュッセル付近に存在した湿地帯に隣接していた。 南東方面には、標高が高く、深い峡谷を覆うような古代の森アルドゥエンナ・シルウァ(Arduenna Silva)があった。これは現在でもアルデンヌ地域に一部が残っている。シルウァ・カルボナリアは東はライン川まで広がっていた可能性もある。338年には、ナンニェヌスとクインティヌスという軍団司令官率いるローマ軍団が、ライン川を越えて侵攻してきたフランク族とシルウァ・カルボナリアで衝突している。