キンタンポ (Kintampo)文化とは、西アフリカで紀元前2000年紀 に現れた新石器時代後期段階に位置づけられる初期食料生産民の文化である。ガーナ共和国中部、ブロング=アハフォ州中央部のキンタンポを中心にボルタ川西方の森林とサバンナの境界地帯に集落を築いた。W.W.BishopやJ.D.Clarkのように「キンタンポ・インダストリー複合」と呼ぶ研究者もいるが主体となって精力的に研究しているO.DavisとC.Flightは、「キンタンポ文化」と呼称しているため、本稿もこれに従う。