中東・西アジアから南アジアにかけての地域の文学伝統において、ガザル(غزل, ḡazal, 簡易的なラテン翻字/英語の綴り: ghazal)は、恋愛を主題にした定型抒情詩の一様式、ないし、当該様式にのっとって制作された詩作品である。アラブの古典定型詩の一部分から派生し、特にペルシアで発展した。現代南アジアにおいては、ガザル詩を歌詞とする歌謡曲を指すことも多い()。なお、様式によらず恋愛詩一般を指す場合もある()。