カンザス州の歴史(カンザスしゅうのれきし、英:History of Kansas)では、アメリカ合衆国カンザス州となった地域に、アメリカ州の先住民族が住み始めてから、ヨーロッパ人による探検と開拓、アメリカ合衆国の州となってからの発展の歴史を概説する。カンザスはアメリカの古き西部の民間伝承が豊かな地域である。グレートプレーンズの東の縁に位置し、古くはアメリカバイソンの大群を狩りしていた遊牧型先住民族の本拠だった。この地域が初めて西洋の歴史に現れるのは、16世紀にスペインがメキシコを征服した時であり、スペインのコンキスタドールがカンザスと呼ばれる未知の土地を探検したとされている。後には先住民族と交易していたフランスの罠猟毛皮業者によって探検された。1803年のルイジアナ買収の結果、アメリカ合衆国の一部となった。19世紀、最初のアメリカ人探検家はこの地域を「グレート・アメリカン・デザート」(アメリカ大砂漠)と呼んだ。