オグン(Ogoun, Ogun, Ogum, Ogou; ヨルバ語: Ògún)はアフリカ、オグン現在のナイジェリアに暮らすヨルバ人の信仰に起源を持つ神、あるいは精霊である。すなわちオリシャ(Orisha)であり、ハイチのブードゥー教で言うところのロアである。アフリカに由来を持つ人々の拡散、いわゆるアフリカン・ディアスポラを経て最も広まったアフリカの神の1柱であり、それに伴い最も定義があいまいになった神であるともいえる。ベナン、ハイチ、ルイジアナ、キューバ(サンテリア等)、ブラジル(カンドンブレ等)その他それぞれのブードゥー教、あるいはヨルバ人の信仰から発展した宗教に共通した神である。