ウミグモ綱(ウミグモこう、学名: Pycnogonida)は、鋏角類に属する節足動物の分類群(綱)の1つ。構成種はウミグモ(海蜘蛛、ウミグモ類)と総称される。胴体は小さく、体のほとんどが脚という独特な姿をした海棲動物である。名前と大まかな姿が似ているが、クモではない。 1,300種以上を知られ、最古の化石記録はおよそ5億年前のカンブリア紀まで遡る。現生種は皆脚目(かいきゃくもく、Pantopoda)のみからなる。世界中の海域に広く分布するが、その生態と系統に関しては未解明な所が多い。