アルメニアの民俗舞踊 (アルメニア語: Հայկական պար)について、基本的に現在のアルメニア共和国の領土とされる地域における民俗舞踊を指すが、アルメニアの長い歴史の中で周辺地域を包含していた時期があり、起源などにおいて現在のトルコ共和国等の諸地域との関連性についても言及する。文化遺産であるアルメニアの民俗舞踊は、周辺各地域の中でも最も古く、最も多様なもののひとつである。アルメニアの高地のアララト山には、紀元前5千年頃から3千年頃の間に描かれた、踊りの場面の壁画が描かれている。踊りにはおそらくある種類の歌や楽器を伴っていたと思われる。5世紀には、アルメニアの歴史家 は、 の古い子孫達が、竪琴と歌と踊りと共にバラードにのせて、如何に壮大な叙事詩を語っていたのを聞いていた。