アフリカ豚熱(アフリカぶたねつ、英: African swine fever、ASF)は、アフリカ豚熱ウイルス(ASFウイルス)感染によるブタの熱性伝染病。臨床症状および病理所見は豚熱と類似する。家畜伝染病予防法における家畜伝染病であり、海外悪性伝染病防疫要領においては海外悪性伝染病の一つである。ブタ及びイノシシに特有の病気でありヒトには感染しない。日本においては、家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出と屠殺が義務付けられている。 日本ではかつてアフリカ豚コレラ(アフリカとんコレラ)という病名で呼ばれていたが、2020年2月5日の家畜伝染病予防法改正により現名称に変更された(変更の経緯については「豚熱#名称」を参照)。