アディアベネ王国 (Adiabene) は、メソポタミア北部、現代のイラク領エルビル()を中心にした王国。パルティア、サーサーン朝時代にその従属王国であったが、ローマの侵攻をたびたび受けた。の時代にはパルティアの王位継承にも介入するなど、かなりの重要性を持った国であった。 王族は1世紀頃、王母ヘレナの下でユダヤ教に改宗しており、その王たちはエルサレムの神殿建設に多大な資金提供を行っている。