アセチルCoAカルボキシラーゼ(英: acetyl-CoA carboxylase、ACC)は、アセチルCoAの不可逆的カルボキシル化を触媒してマロニルCoAを産生するビオチン依存性酵素であり、(BC)と(CT)の2つの触媒活性を持つ。大部分の原核生物、そして大部分の植物や藻類の葉緑体に存在するACCは複数のサブユニットからなる酵素であるのに対し、大部分の真核生物の細胞質に存在するACCは複数のドメインからなる巨大な酵素である。ACCの最も重要な機能は脂肪酸生合成の基質となるマロニルCoAを提供することである。ACCの活性は転写段階、また低分子の調節因子、共有結合修飾によって制御される。ヒトゲノムには2種類のACCの遺伝子、とが含まれている。