KRS・ワン(KRS-One、本名:ローレンス・パーカー(Lawrence Parker)、1965年8月20日 - )はMC、音楽プロデューサー。他に「クリス・パーカー」「ブラストマスター」「ティーチャ」「フィロソファーズ」などの別名を持つ。ハードコアヒップホップや社会派ラップの先駆けとも位置付けられており、2パックやエミネム、その他多くのヒップホップミュージシャンに影響を与えた人物と考えられている。自身の発する政治的メッセージによっても知られており、アメリカという国に根付いた商業主義を批判している。具体的にはアルバムI Got Next収録のA Friendでは「Back to back we attack corporate America.(連続して私たちはアメリカの経済界を攻撃する)」という一節があり、また、アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターをアメリカの商業主義の象徴と見立ててそれが崩壊したことを祝福した。また、ヴィーガニズムの熱心な支持者としても知られている。