スポーツ

壱岐高校に最優秀賞 「楽しみながら懸命に」評価 甲子園応援団賞

第97回選抜高校野球大会の応援団賞受賞校の発表が3月30日の閉会式であり、壱岐高校が最優秀賞に選ばれ、応援団長の坂口颯志郎さん(3年)に盾が贈られた。優秀賞は日本航空石川、滋賀学園、東洋大姫路の3校。
出場32校の1回戦の応援を対象に、マナーや創意工夫、スポーツマン精神に支えられた応援であったかなどの基準で審査が行われた。
壱岐は壱岐商業はじめ、対馬市や朝来市の高校、郷ノ浦中学校の吹奏楽部と約70人の応援団を結成。アルプス席では保護者や壱岐出身者らと一体となって応援を展開。人口約2万4千人の壱岐島から1割超にあたる生徒や保護者、島民ら3千人以上がアルプススタンドを埋め尽くした。大会本部は「攻撃時はもちろん、守備時もアウトを取る度に声援が上がるなどチームを後押し。熱気もすさまじく、楽しみながら懸命に応援している姿が印象的だった。初出場ながら生徒と教師の連携もしっかりしており、マナーの良さも評価された」としている。
バスケットボール部の坂口さんは選手の中に幼馴染もいて「小さい頃から遊んだ仲。野球をやっているのも近くで見てきて応援したかった」と団長に立候補。大会の2週間前から吹奏楽部とチアリーディングを率いた。「できていなくても褒める」ことを意識して、皆が楽しめることを第一に考えたという。表彰式を終え帰島すると、港に「日本一の応援ありがとう」の紙を掲げた選手の姿に「凄く嬉しかった」と坂口団長。「普段はひょうきん者ばかりだけど、試合になると目が変わってかっこよかった。初出場で強豪相手に先制点も取れたのは選手が日々努力してきたものがある上に、島の皆さんの応援が選手の背中を押したと思う」と話した。
大会後、坂口団長の「夏もまた連れて行ってくれ」の言葉に「任せろ」と浦上脩吾主将。共に夏を見据えている。

関連記事

  1. 竹下が27年ぶり大会新で優勝 福原も九州大会出場決める
  2. 新庁舎は大谷公園に建設 白川市長が候補地を明言 議会庁舎建設 特…
  3. 1000個の宝で町おこし 壱岐の新たな魅力を発掘
  4. 離島甲子園は8月19~23日開催 第1回実行委員会総会
  5. 庁舎建設を断念 白川市長が表明
  6. 一支国王都復元公園周回駅伝
  7. いよいよ国体開幕 自転車ロードに188選手
  8. 福原が県中学通信陸上連覇 2年男子百㍍で11秒74

おすすめ記事

  1. 庄触でヒマワリ大輪 被害者支援の絆プロジェクト
  2. 県大会2連覇、全国大会へ 初山小が6度目のV、上位4位を独占 交通安全こども自転車県大会
  3. 開花は数十年に一度のリュウゼツラン 近くにハイビャクシンの繁茂も

歴史・自然

PAGE TOP