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メルロ=ポンティの思想

  • 木田 元

20世紀フランスにあらわれた綺羅星のごとき哲学者たちのなかにあって、ひときわ大きな輝きを放ちながら早世したモーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)。エドムント・フッサールの現象学と出会い、身体を中心に据えることで独自の地平を切り開いたその思想は、その後の現代思想の基盤となるとともに、哲学はもちろんのこと看護学や認知科学、芸術の領域にいたるまで今なお幅広く影響を与え続けている。本書は、日本にメルロ=ポンティを紹介した第一人者たる著者が、真正面からその全容をとらえようと試みた書物である。『行動の構造』『知覚の現象学』『シーニュ』『眼と精神』『見えるものと見えないもの』など主要著作のほとんどの邦訳を手掛けてきた著者ならではの精緻な読解によって、途方もない構想とその可能性があざやかに浮かび上がる。知の巨人が知の巨人に肉迫した、無二の概説書。  ■解説:加國尚志

定価2530円(税込)

ISBN9784065391396

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メルロ=ポンティの思想

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