2024年~2025年の年末年始は「最大9連休」の休暇で英気を養い、晴れやかな気持ちで新年を迎えた人も多いことでしょう。一方で、寒さのピークで風邪やインフルエンザの流行に加え、年末年始の疲れ、仕事始めで生活リズムを元に戻さなければならず、体調を崩しがちな時期でもあります。
自律神経の専門家で、不調との向き合い方やツボの取り方をSNSなどで発信しているTC鍼灸マッサージ院・院長の森田遼介氏によると、冬の冷え性は「首・手首・足首・“くび”れ(お腹)」の4首を温めることが改善ポイント。
そこで前回の「なんと、頭痛と肩こりが「たった1ヵ所」で軽減する、すごい「ツボ」があった…!有名鍼灸師がその場所を教える」に引きつづき、今回は、100通りの簡単なセルフケア(養生)の方法を解説する同氏の著書『自律神経にいいこと大全100』(ワニブックス刊)より一部を抜粋・編集し、万病の元である冷えを取りのぞく温活のすすめと、末端の冷えに効くツボ「八風」と「八邪」も紹介します。
冷えは万病の元
冷えは万病の元です。体が冷えることで血流が悪くなり、筋肉が硬くなる、内臓に栄養が行き届かなくなり働きが悪くなる、脳の働きが低下する、潤いが保てなくなり老化が進む、免疫力が下がるなど、あらゆる不調が起こります。
普段、冷えている自覚があるところを温めるのはもちろんのこと、自覚がなくても冷えている部分も多いため、あらゆる体の部位を温かい手で触ってチェックしてみましょう。
温活は様々な方法があるため、次の中から自分が継続できそうなものを選んで習慣にしてみてください。
(1)お灸
(2)カイロ
(3)湯たんぽや耐熱のペットボトルにお湯(50度程度を容量の7〜8割)を入れて当てる
(4)ホットタオル
(5)温水のシャワーを長めに当てる
(6)ドライヤーを当てる
(7)温かい手を当てる
(8)市販のぽかぽかアイテムを使用する