29
03月
01
01月

2025年 上映予定

CATEGORY年間予定
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◆ 2025年 上映予定
※予告なく変更される可能性があります。時間表(こちら)をご確認ください。

ご来場の際には最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。


4/12

4/18
相米慎二監督

お引越し

Playground 校庭
アカデミー賞5冠
カンヌ国際映画祭 パルムドール


ANORA アノーラ

聖なるイチジクの種

かなさんどー
4/19

4/25
夏の庭 プロジェクト・サイレンス スイート・イースト 不思議の国のリリアン TATAMI
4/26

5/2
ベイビーガール 映画を愛する君へ
5/3

5/9
シンシン SING SING BAUS 映画から船出した映画館 終わりの鳥 天国の日々 4K
5/10

5/16
その花は夜に咲く
5/17

5/23
セッション デジタルリマスター バッドランズ 104歳、哲代さんのひとり暮らし 僕たちの光州事件 セッション デジタルリマスター
5/24

5/30
戸田博 追悼上映
5/31

6/6
クィア/QUEER 映画『カップルズ』 4Kレストア版
6/7

6/13
新世紀ロマンティクス
6/14

6/20
6/21

6/27

19
04月

TATAMI(4/19~5/2)

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ただ、勝ちたかった。

監督
 ガイ・ナッティブ
 ザーラ・アミール
脚本
 ガイ・ナッティヴ
 エルハム・エルファニ
出演
 アリエンヌ・マンディ
 ザーラ・アミール
 ジェイミー・レイ・ニューマン
 ナディーン・マーシャル
原題:
 Tatami
製作:
 2023年製作/103分/G/アメリカ・ジョージア合作
配給:
 ミモザフィルムズ

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あなたならどうする?
実話に基づいた、金メダル候補の女子柔道選手の不屈の戦い
観る者を興奮の渦に巻き込んだ注目作がついに公開!

ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニと監督のマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に、政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため、棄権を命じられる。自分自身と人質に取られた家族にも危険が及ぶ中、怪我を装って政府に服従するか、自由と尊厳のために戦い続けるか、レイラは人生最大の決断を迫られる……。2019年、日本武道館での世界柔道選手権で実際に起こった事件をベースに映画化。オープニングからラストまでスリリングな展開に目が離せない。

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映画史上初!
イスラエル出身監督×イラン出身監督による合作
「スポーツと政治」の問題を鋭く深く問う、
ポリティカルスポーツエンターテインメント

監督は、『SKIN 短編』(18)で第91回アカデミー賞短編実写映画賞を受賞したイスラエル出身のガイ・ナッティヴと、『聖地には蜘蛛が巣を張る』(22/アリ・アッバシ監督)で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、本作で監督役を演じたザーラ・アミール。映画史上初めて、イスラエルとイランをルーツに持つ2人が映画で協働し、大きな話題を集めた。撮影は全て秘匿状態で行われ、映画に参加したイラン出身者は全員亡命。当然ながらイランでは、上映不可のままとなっている。個人と権力の関係を問いかけ、悲惨な争いが続く世界の中で平和への祈りが込められた注目作が、第36回東京国際映画祭での大絶賛を受け、満を持して公開!

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(C)2023 Judo Production LLC. All Rights Reserved

19
04月

スイート・イースト 不思議の国のリリアン(4/19~5/2)

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楽しくて、こわいものがない私。

監督・撮影
 ショーン・プライス・ウィリアムズ
脚本
 ニック・ピンカートン
出演
 タリア・ライダー
 サイモン・レックス
 ジェイコブ・エロルディ
 アール・ケイブ
 ジェレミー・O・ハリス
 アヨ・エデビリ
 リッシュ・シャー
原題:
 The Sweet East
製作:
 2023年製作/104分/R15+/アメリカ
配給:
 アルバトロス・フィルム

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- アメリカ合衆国の国旗に、私は忠誠を誓います -

サウスカロライナ州の高校3年生リリアンは、彼氏のトロイ、親友のテッサ、何かとトロイにちょっかいを出してくるアナベルたち同級生と、修学旅行でワシントンD.C.を訪れている。はしゃぐクラスメイトを、ひとり冷めた目で眺めている、どこか物憂げなリリアン。夜、皆で抜け出して行ったカラオケバーで、陰謀論に憑りつかれた若い男による銃乱射事件に巻き込まれてしまう。その場にいたド派手なパンク・ファッションのケイレブに導かれ、店のトイレに逃げ込むと、大きな鏡の裏に“秘密の扉”があった。それは地下通路へと繋がっていた・・・。

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楽しくて、こわいものがない私。
現代アメリカの、めくるめく闇を巡る、
奇妙で甘美なワンダー・トリップ。

第76回カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、そのクールな映像スタイルと奇妙でアイロニカルに溢れた物語の構築で話題となった野心作がついに日本公開。監督は、NYインディペンデント映画シーンの鬼才ショーン・プライス・ウィリアムズ。サフディ兄弟監督『神さまなんかくそくらえ』、『グッドタイム』などの撮影監督としてインディーズ映画シーンを支えてきた。また福永壮志監督『アイヌモシリ』や遠藤麻衣子監督『TOKYOTELEPATH 2020』など日本人監督ともいくつかコラボレーションしている。長編・短編映画・TVシリーズ・ミュージックビデオなど120本以上の作品を撮影してきた彼の監督デビューとなる本作でも、全編16㎜フィルムで撮影し、被写体に迫る鋭いリアリティとラフでありながら味わい深いカメラワークを遺憾なく発揮している。

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ヤバいアメリカをナチュラルに体現する個性豊かすぎるキャストたち。

主演は『17歳の瞳に映る世界』のタリア・ライダー。確かな演技力とキュートな笑顔で思春期の危うい少女の魅力をスクリーンいっぱいに表現している。不思議な旅で出会う人物たちには、ショーン・ベイカー監督作『レッド・ロケット』で高い評価を受けたサイモン・レックス、『プリシラ』でエルヴィス・プレスリーを演じたジェイコブ・エロルディ、シンガーソングライターのニック・ケイヴの息子であり注目の若手俳優アール・ケイヴ、Netflix「エミリー、パリへ行く」のジェレミー・O・ハリスなど。多彩な俳優たちが、物語に深みを与えリアルな息吹を吹き込んでいる。

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(C)2023 THE SWEET EAST PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

19
04月

プロジェクト・サイレンス(4/19~5/2)

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絶望を渡り切れ―――

脚本・監督
 キム・テゴン
共同脚本
 パク・ジュソク『新 感染 ファイナル・エクスプレス』 (脚本)
 キム・ヨンファ『神と共に』(監督/脚本)
出演
 イ・ソンギュン
 チュ・ジフン
 キム・ヒウォン
 ムン・ソングン
 イェ・スジョン
 キム・テウ
原題:
 Project Silence
製作:
 2023年製作/96分/G/韓国
配給:
 ハピネットファントム・スタジオ、ショウゲート

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脱出率0%の橋の上、“それ” は霧の中より襲い来る――

360°海に囲まれた空港大橋—。濃霧の橋上で激しい多重事故が発生。爆発により有毒ガスが蔓延し、さらには救助のヘリコプターさえ墜落してしまう—。崩壊寸前の橋の上に取り残された生存者は116人。そして、全方位逃げ場のない絶望的状況の中、移送中の軍事実験体〈エコー〉の脱走が判明する。〈エコー〉は、音と声を聞き分け、匂いと体温を察知し、確実に標的を仕留める能力を持つ。一寸先も見えぬ霧の中、生存者全員が、いまや制御不能となった〈エコー〉の標的となっていた―

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韓国初登場No.1!
『グエムルー漢江の怪物-』×『新感染 ファイナル・エクスプレス』
霧闇より迫る絶望から、愛するものを守れるか―?

大迫力の映像によるディザスター・パニック、一瞬の油断が命取りとなる緊迫のスリラー、胸を打つエモーショナルな人間ドラマ、そして国家の陰謀うごめくサスペンス。あらゆるジャンルを融合し、韓国映画界の新鋭・キム・テゴン監督が、『新感染 ファイナル・エクスプレス』『パラサイト 半地下の家族』の制作陣&豪華キャストとのタッグで、かつてない〈ブリッジ・パニック・スリラー〉を生み出した。主演は、名優イ・ソンギュン。遺作となった本作では、冷淡な仕事人間/娘を愛する父親という複雑な役柄を演じきった。緻密な伏線と心理描写が絡み合うストーリー展開、臨場感あふれるド迫力の映像体験で、混沌の橋上に観客を放り込む―

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(C)2024 CJ ENM Co., Ltd., CJ ENM STUDIOS BLAAD STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED

19
04月

夏の庭 The Friends(4/19~4/25)

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この夏が、ずっと続くと思ってた。

監督
 相米慎二
脚本
 田中陽造
音楽
 セルジオ・アサド
出演
 三國連太郎
 坂田直樹
 王泰貴
 牧野憲一
 戸田菜穂
 笑福亭鶴瓶
製作:
 1994年製作/113分/日本
配給:
 ビターズ・エンド

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2024年 香港国際映画祭[夏季]ワールドプレミア上映
1994年 毎日映画コンクール 日本映画優秀賞/脚本賞
1994年 キネマ旬報ベスト・テン 日本映画5位/脚本賞

木山、河辺、山下の小6トリオは、祖母の葬式に出席した山下の話を聞き、「死」に興味を持ちはじめる。近所に住む一人暮らしのおじいさんがもうすぐ死にそうだ、と聞きつけた3人は、死を見届けるため家を張り込むことに。はじめは少年たちを追い返そうとしたおじいさんも、次第に彼らを受け入れ始める。あるとき、ひとりぼっちのおじいさんのために、3人はある計画を思いつく…。名優・三國連太郎の圧倒的存在感と演技未経験の少年3人の瑞々しい姿がひかる、ひと夏の冒険譚。

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『セーラー服と機関銃』『台風クラブ』などで知られ、没後20年以上が経った今も、現代の日本映画界を支える映画人たちから熱烈に支持され続ける相米慎二監督。この度4Kリマスター修復され、公開となる『お引越し』『夏の庭 The Friends』は、13本の作品キャリアのなかでももっとも成熟した時期につくられたと言われる。2024年の香港国際映画祭[夏季]で大規模な相米慎二監督特集とともにワールドプレミアを迎え、海外での注目の高まる2作が満を持して日本国内で《凱旋》公開となる。

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(C)1994/2024讀賣テレビ放送株式会社 (C)1992湯本香樹実/新潮社

13
04月

上映機器復旧のお知らせ(4/13)

CATEGORYお知らせ
上映機器トラブルが解消したため、4/13(日)の上映は予定通り行います。
皆さまにはご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

11:00 お引越し
13:20 Playground/校庭
14:50 聖なるイチジクの種
17:50 ANORA アノーラ
20:20 かなさんどー
12
04月

Playground 校庭(4/12~4/25)

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ここは、わたしたちの世界

監督・脚本
 ローラ・ワンデル
出演
 マヤ・バンダービーク
 ガンター・デュレ
 カリム・ルクルー
 ローラ・ファーリンデン
原題:
 Un monde
製作:
 2021年製作/72分/G/ベルギー
配給:
 アルバトロス・フィルム

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7歳のノラが小学校に入学した。しかし人見知りしがちで、友だちがひとりもいないノラには校内に居場所がない。やがてノラは同じクラスのふたりの女の子と仲良しになるが、3つ年上の兄アベルが大柄なガキ大将にイジメられている現場を目の当たりにし、ショックを受けてしまう。優しい兄が大好きなノラは助けたいと願うが、なぜかアベルは「誰にも言うな」「そばに来るな」と命じてくる。その後もイジメは繰り返され、一方的にやられっぱなしのアベルの気持ちが理解できないノラは、やり場のない寂しさと苦しみを募らせていく。そして唯⼀の理解者だった担任の先生が学校を去り、友だちにのけ者にされて再びひとりぼっちになったノラは、ある日、校庭で衝撃的な光景を目撃するのだった……。

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大人にはうかがい知れない、子供の視点で描かれる学校
その悪夢のような日常をサバイブする7歳の少女の葛藤、
そして恐怖にも似た不安心理をあぶり出す鮮烈な映像世界

大勢の子供たちが教室で学び、休み時間に校庭を元気よく駆け回る学校は、みずみずしい生命力に満ちあふれた場所だ。ところが小さな子供の目を通してその日常を写し取ると、多くの大人たちが抱くイメージは打ち砕かれる。ベルギー映画『Playground/校庭』は、どこにでもありそうな小学校の敷地内に舞台を限定し、全編を主人公である7歳の少女の視点で紡ぎ上げた生粋の“学校”映画だ。その徹底された演出手法は、さながら没入型のスリラー映画のような並外れた緊迫感と臨場感を生み、子供にとってあまりにも過酷な現実を生々しくあぶり出す。
1984年、ブリュッセル生まれのローラ・ワンデル監督が鮮烈な長編デビューを飾った本作は、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。さらにロンドン映画祭で新人監督賞に輝くなど、世界中で29の賞を獲得し(2024年11月時点)、第94回米アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出された。大人にはうかがい知れない子供の世界を、斬新なスタイルで捉えたその映像世界は、驚くべき密度の映画体験を実現し、アーティスティックな完成度の高さにおいても傑出した出来ばえとなった。

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全編にみなぎる濃密にしてサスペンスフルな臨場感
巨匠、ダルデンヌ兄弟に認められたベルギーの新たな才能、
ローラ・ワンデル監督が創出した没入型の映画体験

本編わずか72分のミニマルな本作は、初登校の日を迎えた主人公ノラが兄のアベルに抱かれて泣きじゃくっているファースト・ショットから、観る者の目を釘付けにする。内気なノラにとって見知らぬ子供たちがあちこちで叫び声を上げ、無闇に走り回っている学校は、まさにカオスそのものだ。その未知なる混乱のまっただ中に投げ出されたノラは、どうやって友だちを見つけ、集団生活に馴染んでいくのか。しかも他者との関係を育む過程においては、同級生に残酷なことを言われたり、ふとしたことで仲間外れにされることもある。「この作品の目的は、イジメの原因を追及することではない。誰かを非難することでもない」。そう語るワンデル監督は、社会の縮図でもある学校をあたかも悪夢のように描き、そこでサバイブするためにはもう純真無垢ではいられない子供たちの葛藤と恐怖、そして幾多の苦難の果てに変化、成長を遂げていく姿を映し出した。

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(C)2021 Dragons Films/ Lunanime

12
04月

お引越し(4/12~4/18)

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大人は、勝手

監督:
 相米慎二
脚本:
 奥寺佐渡子、小此木聡
原作:
 ひこ・田中
製作:
 伊地智啓、安田匡裕
撮影:
 栗田豊通
出演:
 中井貴一
 桜田淳子
 田畑智子
 笑福亭鶴瓶
製作:
 1993年製作/124分/日本
配給:
 ビターズ・エンド

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2023年 ヴェネチア国際映画祭 最優秀復元映画賞
1993年 カンヌ国際映画祭 ある視点部門上映
1993年 キネマ旬報ベスト・テン 日本映画2位/助演女優賞/新人女優賞/読選監督賞

京都に住む明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、レンコは変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…。両親の別居に揺れる少女の心が躍動感たっぷりに描かれる。本作でデビューを飾った田畑智子が画面の中を走る、走る、走る――そのまっすぐな瞳に誰もが目を奪われる。

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『セーラー服と機関銃』『台風クラブ』などで知られ、没後20年以上が経った今も、現代の日本映画界を支える映画人たちから熱烈に支持され続ける相米慎二監督。この度4Kリマスター修復され、公開となる『お引越し』『夏の庭 The Friends』は、13本の作品キャリアのなかでももっとも成熟した時期につくられたと言われる。昨年の第80回ヴェネチア国際映画祭では『お引越し』がクラシック部門で最優秀復元映画賞を受賞。

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(C)1993/2023讀賣テレビ放送株式会社