

今年のD1GPは若い選手の参戦が目立つけど、先週の日光ラウンドで開幕したD1ライツは逆に高年齢化が進んでいるかもしれない。それに拍車をかける存在が55歳以上、昭和生まれどころか西暦にして1960年代。名付けるならば「シックスティーズ」だ。しかし注目すべきは年齢だけではない。今年の「台風の目」になる可能性が高いのだ。第1戦では植村真一選手が苦節5年目でついに表彰台獲得&D1GP権をゲットし、今年から参加の平田健介選手は2戦目にしてはやくも予選通過したのだ。そしてFDJ2からD1ライツに主戦場を変更した兵庫の野口英譲選手は予選通過ならずとも存在感バリバリだった。次戦、第3戦&第4戦の備北ラウンド(6月14日/15日)ではさらなるジェントルメンなオジサンパワーを見せつけてほしい!
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植村真一 56歳 愛知県 Team Ito Auto UemuraSangyo


FDJにも参戦しているがD1GPにも出場したくてライツに挑戦。第1戦は予選3位からの決勝2位、第2戦は予選14位。苦節5年、念願のGP権利をゲットした。つねに整体師の阿部さんが随行し、走行前後の治療とテーピング補強がマスト。「それがあるからこそまともに走れる」とのこと。
野口英譲 56歳 兵庫県 はるかぜレーシング


去年はFDJ2にも出場しつつJDC(備北)で優勝。D1ライツデビューラウンドは2戦連続の予選落ちとなったがマルボロカラーの存在感はピカイチだった。同じ年齢のヤマハ2輪ライダー「ジョン・コシンスキー」の大ファンで、ライツ競技中は隠しているけどおなじゼッケン19をつけている。
平田健介 57歳 神奈川県 Merculy Kawasaki


南千葉サーキットで開催されている車楽人ドリフトスクール出身で、ドアに貼ったKAWASAKIのロゴは経営する会社名から。組み合わさってる金太郎のイラストは出身の神奈川県をアピールしているそうだ。第2戦では予選11位で早くも追走を経験。