イベントは、Eventarc Advanced バスによってイベント プロバイダから収集され、Eventarc Advanced パイプラインを介して指定された宛先にルーティングされます。パイプラインによって転送されるメッセージのターゲットにできる宛先は 1 つだけです。
サポートされているプロバイダ
サポートされているプロバイダには、Google プロバイダとイベントの直接パブリッシャー(Eventarc Publishing API を使用)が含まれます。
Google プロバイダは、ソースから直接 Google イベントを送信します(Cloud Run 関数の作成や Dataflow ジョブのステータスの変更など)。まず、Google イベントタイプのサポートを有効にする必要があります。詳細については、Google ソースからイベントをパブリッシュするをご覧ください。
イベント パブリッシャーは、CloudEvents イベントを Avro や Protobuf などのサポートされている形式でメッセージ バスに直接パブリッシュできます。詳細については、イベントを直接パブリッシュするをご覧ください。
選択できる宛先
Eventarc Advanced パイプラインを使用すると、バスと宛先の間でイベントを配信できます。次の宛先がサポートされています。
Cloud Run - Cloud Run でホストされるサービスの最初のデプロイ時に提供される、安定した自動割り当て
run.app
URL を使用します。Cloud Run ジョブをターゲットにすることも、Cloud Run functions(第 1 世代と現行バージョン)の HTTP エンドポイントを指定することもできます。Cloud Run 関数に HTTP トリガーを指定すると、関数にはリクエストを受信できる URL が割り当てられます。Eventarc Advanced バス - メッセージ バスは、パイプラインと同じプロジェクトとリージョンにデプロイする必要があります。
HTTP エンドポイント - 宛先 URI。ホストは、Virtual Private Cloud(VPC)ネットワークからアドレス指定可能な静的 IP アドレスか、Cloud DNS を使用して解決可能なサービスの内部ドメイン ネーム システム(DNS)ホスト名のいずれかです。たとえば、HTTP
POST
リクエストとしてイベントを受信する Cloud Run サービス URL や BigQuery テーブルをターゲットにできます。Pub/Sub トピック - メッセージをルーティングする前に Pub/Sub トピックを作成する必要があります。また、パイプラインと同じプロジェクトに存在する必要があります。トピック スキーマを使用している場合は、イベント メッセージを適切に変換してください。
ワークフロー - ワークフロー定義に含まれるロジックを 1 回だけ実行するワークフローの実行をトリガーできます。これにより、指定した順序でサービスを実行できます。ワークフローは、パイプラインと同じプロジェクトにデプロイする必要があります。