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ネクストジェン
ネクストジェンの「リアルな反応」は企業価値発信のヒント

ネクストジェンの「リアルな反応」は企業価値発信のヒント

【お話をお伺いした方】

管理本部 経営企画部 部長 古谷野 亮 様
管理本部 経営企画部 シニアスタッフ 新井 佳子 様

—IRフェアには2024年に初めてご参加されましたが、日ごろからIR活動に取り組んでいらっしゃるんでしょうか。

IR(投資家向け広報)に注力し始めたのは24年からです。もちろんそれ以前も活動は行っていましたが、24年からYoutubeでの発信やインフルエンサーの方々とコラボレーションするなど様々な方法で情報発信を行うようになった次第です。

IRに注力することになった背景として、弊社の企業価値がきちんと評価されていないのではないかという思いがありました。それを突き詰めて考えていくと、弊社の手がけていること、社会に還元している価値についてもっと多くの方に知っていただく必要がありました。その結論として、まずは個人投資家対策に注力することになりました。

—ホームページを拝見すると、IRコンテンツも充実しており、長年取り組んでいるのかと思いました。

実はIRに注力するのに併せて、社内の体制も刷新したんです。

IRに関する情報は数値情報が中心になります。また、弊社の手がけるビジネスは通信キャリアやコールセンターなど企業向けのB to Bビジネスなので、世間一般の方には目に見えないしわかりにくい。ですので、自分たち目線で発信していると、こちらの思いばかりが先走ってしまい、思うように伝わっていないということに気づきました。

IRに関する資料は会社としての経営方針や成長ビジョンが中心になります。今までは固い感じの文書で伝えようとする傾向がありました。弊社のことをよくご存じの方ならともかく、一般の個人投資家の方に理解いただくのは難しいのではないかと思いました。そこで、一度社内からもらった文書をIR担当チームが読み砕いて再構成し、改めて社内確認するという手順で、投資家の皆様に伝わるための資料作りなどに取り組んできました。

—IRフェアに参加されてみて、いかがでしたか。

私たちは会社説明会に参加したのですが、会場にいた約100名くらいの方を前に自社の事業や経営ビジョンについてご説明するという機会が初めてでした。感想は、ひとことでいうと「良くも悪くもシビアだな」。わかりにくかったりいまいち伝わっていなかったりすると、途中で席を立たれてしまうこともありました。

こういうと、あまりよくないのではないかと思われるかもしれませんが、同時に大変いい体験になったと思っています。

というのも、席を立たれたりする反応が、オンラインなど相手の顔が見えないメディアで説明しているときも実は起きているんだろうと思ったのです。途中で席を外されないためにはどうしたらよいか考えていくと、当初予定していた説明内容と、実際のプレゼン内容はだいぶ変わりました。

また、リアルタイムでのリアクションを見られるというのは、投資家の方々がどんなテーマや表現に興味を持つのか、反応が手に取るようにわかるというメリットもありました。一種の市場調査にもなると感じていて、PR発信にも活かしていきたいと感じています。そういう意味で、IRフェアのような個人投資家の方々の反応がリアルに感じられる場というのはとても貴重なのではないかと感じています。

あと、出展社同士の交流会に関しても参考になりました。他社でIR業務をされている方々はどうやっているんだろうかとか、日ごろ同業の方々との交流がない中でとても貴重な経験でした。

古谷野様、新井様、取材にご協力いただきありがとうございました。

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