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國學院大學久我山中学校・高等学校

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國學院大學
久我山中学校・高等学校
地図北緯35度41分1.84秒 東経139度35分39.7秒 / 北緯35.6838444度 東経139.594361度 / 35.6838444; 139.594361座標: 北緯35度41分1.84秒 東経139度35分39.7秒 / 北緯35.6838444度 東経139.594361度 / 35.6838444; 139.594361
過去の名称 久我山中学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人國學院大學
設立年月日 1942年
創立者 岩崎清一
共学・別学 男女別学
中高大一貫教育 國學院大學
中高一貫教育 併設型(外部混合無し)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース (中高一貫)
STクラス
一般・CCクラス
学期 3学期制
学校コード C113311500095 ウィキデータを編集(中学校)
D113311500048 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 13675B
所在地 168-0082
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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國學院大學久我山中学校・高等学校の位置(東京都内)
國學院大學久我山中学校・高等学校

國學院大學久我山中学校・高等学校 (こくがくいんだいがくくがやまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都杉並区久我山にある私立中学校高等学校

高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒が別々にクラスを編成する併設型中高一貫校[1]。略称は「久我山」(くがやま)。「國學院久我山」よりも新字体の「国学院久我山」の名称を用いることが多い。

概要

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設置者は私立大学を運営する学校法人國學院大學である。

設置課程は、普通科で男子部と女子部に分かれており、校舎と授業は完全な男女別学(都内唯一)になっている。

授業は1コマ45分間で、平日は7時限目まで、土曜日は4時限目まで設定されている。

沿革

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  • 1942年 - 岩崎通信機社長岩崎清一によって財団法人岩崎学園久我山電波工業専門学校開校(久我山工業専門学校→久我山大学を経て1950年に閉校)。
  • 1944年 - 久我山中学校開校[2]
  • 1948年 - 久我山高等学校開校、久我山中学校女子部開設[3]
  • 1949年 - 岩崎学園から久我山学園に変更。
  • 1952年 - 学校法人國學院大學と合併、校名を國學院大學久我山中学校・國學院大學久我山高等学校に改称。
  • 1967年 - 國學院大學久我山高等学校定時制女子部開校(~1979年)[4]
  • 1985年 - 中学校開校式挙行、中学校再開第1回入学式挙行、高等学校全日制女子1期生入学式挙行[5]
  • 1986年 - 教育組織を中学部・高校男子部・高校女子部の三部制とする。
  • 1991年 - 中学校女子部再開入学式挙行。
  • 1994年 - 創立50周年、教育組織を高等学校は男女併学制に改組。
  • 2002年 - 教育組織を男子部・女子部の二部制に改組。
  • 2004年 - 創立60周年を記念し記念館の設立が決定。
  • 2014年 - 創立70周年。 
  • 2024年 - 創立80周年。

施設

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  • 男子部校舎
  • 女子部校舎
  • 文科会館
  • 理科会館
  • 学習センター(カフェテリア、図書館、売店など)
  • グラウンド、中学グラウンド、中学第2グラウンド
  • 第一体育館、第二体育館
  • 男子錬成館、女子錬成館

制服

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  • 男子 黒ボタン5個の黒詰襟学生服。夏場は白いYシャツにグレーのズボン。
  • 女子 白いセーラー服でスカーフが中学校はエンジ色、高等学校は黒色。

クラス編成

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いずれも高校2年生から、文系・理系クラスに分かれる。

【中高一貫生】

  • 男子 STクラス(特進クラス)、一般クラス ※高校1年生からは成績優良クラス(優組)も編成される。
  • 女子 STクラス(特進クラス)、CCクラス

【高入生】

  • 男子 一般クラス ※スポーツ優秀クラスも編成される。
  • 女子 一般クラス

進学実績

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2023年度の卒業生数は434名。 過卒生を含めた合格実績は以下の通りで、大学附属校ながら例年9割以上の生徒が他大学へ進学する。

国公立大学

私立大学

  • 早稲田大学に90名など1595名が合格している。※系列の國學院大學を除く。

医学部医学科

  • 東北大学などに39名が合格している。なお、高大連携協定を締結している杏林大学には現役で5名が合格している。

内部進学

  • 系列の國學院大學には69名が合格しているが、そのうち内部推薦進学者は31名で、内部進学率は例年1割未満である。

部活動

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全国大会で5回優勝経験のあるラグビー部を始めサッカー部、硬式野球部、バスケットボール部、陸上競技部など全国大会で活躍する運動部が多い。

著名な卒業生

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スポーツ

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野球

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サッカー

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ラグビー

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名前 出身 Pos 進学先 所属 主な経歴
中村誠 1936 1955 不明 日本体育大学 元当校保健体育教諭 元当校ラグビー部監督・部長、昌平高等学校ラグビー部総監督
石塚武生 東京都 1952 1970 FL 早稲田大学 リコー ラグビー日本代表主将、元常総学院高校ラグビー部監督
相沢雅晴 東京都 1958 1976 LO 明治大学 元リコー 元ラグビー日本代表
砂村光信 1958 1976 SO 明治大学 元リコー 元ラグビー日本代表
本城和彦 東京都 1960 1978 SO 早稲田大学 サントリー ラグビー日本代表
吉岡肇 東京都 1961 1979 不明 日本体育大学[7] 元リコー 國學院栃木高校ラグビー部監督
天野義久 東京都 1972 1990 FL 明治大学 元サントリー 元ラグビー日本代表、 ロラン・グループ株式会社 代表取締役、俳優
信野将人 東京都 1973 1991 SO 明治大学 元リコー
高田晋作 東京都 1978 1995 LO 慶応義塾大学
滝澤佳之 東京都 1978 1996 HO 明治大学 元リコー
上村康太 東京都 1980 1998 FL 早稲田大学 元サントリー
小堀弘朝 東京都 1981 1999 WTB 明治大学 クボタ
伊藤雄大 東京都 1982 2000 PR 早稲田大学 三菱重工相模原
岡健二 東京都 1982 2000 SH 慶応義塾大学 セコム
青木佑輔 東京都 1983 2001 HO 早稲田大学 元サントリー 元ラグビー日本代表
種本直人 神奈川県 1984 2002 HO 早稲田大学 NTTコミュニケーションズ
清水直志 東京都 1987 2005 NO.8 早稲田大学 ヤクルト
金子大介 東京都 1988 2006 HO 慶応義塾大学 キヤノン
高橋悠太 埼玉県 1988 2006 PR 法政大学 元リコー
和田拓 神奈川県 1988 2006 WTB 慶応義塾大学 元キヤノン
伊藤拓巳 東京都 1989 2007 WTB 帝京大学 日本IBM 7人制日本代表
土屋鷹一郎 東京都 1989 2007 LO 早稲田大学 NTTドコモ
石原慎太郎 東京都 1990 2008 PR 明治大学 サントリー ラグビー日本代表
中村洋平 神奈川県 1990 2008 SH 立教大学 宗像サニックス
米谷卓朗 千葉県 1990 2008 PR 中央大学 東芝
須藤拓輝 東京都 1991 2009 HO 早稲田大学 NTTコミュニケーションズ
高平祐輝 東京都 1991 2009 FB 明治大学 NEC
小澤和人 東京都 1991 2009 WTB 明治大学 日野自動車
大椙慎也 福岡県 1992 2010 LO 明治大学 NTTドコモ
深津健吾 東京都 1992 2010 WTB 早稲田大学 リコー
横尾千里 東京都 1992 2010 HO 早稲田大学 東京フェニックスRC 女子ラグビー選手、7人制女子日本代表女子日本代表
大塚健太 千葉県 1993 2011 PR 慶応義塾大学 ヤマハ発動機
須藤元樹 東京都 1993 2011 PR 明治大学 サントリー ラグビー日本代表
高橋敏也 神奈川県 1993 2011 SH 青山学院大学 リコー
飯山竜太 茨城県 1994 2012 WTB 帝京大学 NEC
田中真一 東京都 1994 2012 NO.8 明治大学 キヤノン
松村拓海 東京都 1994 2012 FL 法政大学 NEC
山崎翔 東京都 1994 2012 CTB 専修大学 NEC
吉川遼 東京都 1995 2013 WTB ワイカト大学 日野
島田悠平 東京都 1997 2015 WTB 筑波大学 クボタ
北原璃久 1999 2016 SO ワイカト大学 日野
中楠一期 神奈川県 2000 2018 No.8 慶応義塾大学 リコー
槇瑛人 岡山県 2000 2018 WTB 早稲田大学 静岡

バスケットボール

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陸上

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モータースポーツ

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放送・芸能

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その他

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教職員

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  • 左幸子(女優、元中学校音楽・体育教員)

交通アクセス

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対外関係

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学校法人國學院大學組織図

系列校

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姉妹校

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関連項目

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脚注および参照

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  1. ^ 国学院大学久我山高校の学校情報(高校受験パスナビ)(旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭による。
  2. ^ 男子校として
  3. ^ 男子校から男女別学へ
  4. ^ 男子校復帰
  5. ^ 男子校から男女別学復帰
  6. ^ ロッテ・井口監督 母校のセンバツ出場に「甲子園優勝が見てみたい」”. デイリースポーツ online (2022年1月28日). 2022年1月28日閲覧。
  7. ^ リコー退団後、入学
  8. ^ a b c 同級生交歓 國學院大學久我山高等学校 平成20年卒”. 文藝春秋 電子版. 文藝春秋 (2024年1月9日). 2024年2月21日閲覧。
  9. ^ 同級生交歓 國學院大學久我山中学高等学校”. 文藝春秋WEB (2014年3月5日). 2017年10月24日閲覧。

外部リンク

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