十戒 (仏教)
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十戒(じっかい)とは、仏教において沙弥および沙弥尼(見習いの僧侶・小僧)が守るべきとされる10ヶ条の戒律をいう[1]。いわゆる五戒に、八斎戒等から別の五項目を加え、「不邪婬戒」を「不婬戒」にした、日常的に守るべき戒律である。
一覧
[編集]沙弥の十戒
[編集]- 不殺生(ふせっしょう):生き物を殺してはならない[1]。
- 不盗(ふとう):盗んではならない[1]。
- 不婬(ふいん):性交渉をしてはならない [1]。
- 不妄語(ふもうご):嘘をついてはならない[1]。
- 不飲酒(ふおんじゅ):酒を飲んではならない[1]。
- 不著香華鬘不香塗身(ふじゃくこうげまんふこうずしん):化粧をしたり装飾類を身に付けてはならない[1]。
- 不歌舞倡妓不往観聴(ふかぶしょうぎふおうかんちょう):歌や音楽、踊りを鑑賞してはならない[1]。
- 不坐高広大床(ふざこうこうだいしょう):大きく立派なベッドに寝てはいけない[1]。
- 不非時食(ふひじじき):正午以降に食べ物を摂ってはならない[1]。
- 不捉持生像金銀宝物(ふそくじしょうぞうこんごんほうもつ):お金や金銀・宝石類を含めて、個人の資産となる物を所有してはならない[1]。