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ホテル ビーナス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホテル ビーナス
監督 タカハタ秀太
脚本 麻生哲朗
製作 亀山千広
椎名保
三枝照夫
迫本淳一
出演者 草彅剛
中谷美紀
香川照之
主題歌 LOVE PSYCHEDELICO
撮影 中村純
編集 タカハタ秀太
配給 アスミック・エース
松竹
公開 日本の旗 2004年3月6日
大韓民国の旗 2004年9月10日
上映時間 125分
製作国 日本の旗 日本
言語 韓国語
興行収入 8億8900万円[1]
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ホテル ビーナス』は、草彅剛チョナン・カンとして初主演した日本映画

概要

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日本映画であるが、台詞は全編韓国語。ロケの多くがウラジオストクで行われるなど、独特の無国籍感を醸し出している。淡々としていながら重みのある台詞回し、猥雑さと清らかな美しさが代わる代わる立ち現れる映像で、人生の物悲しさと生きていくことの希望を描いた作品。草彅に関係する有名人が、多数ゲスト出演している。作中では草彅自身が修得したタップダンスも披露し、物語のキーポイントとなっている。

キャッチコピーは、「そのドアを開けるとき やさしさがあふれ そのドアを閉めるとき 涙があふれる」。

世界四大映画祭モスクワ国際映画祭 コンペティション・パースペクティブ部門 最優秀賞」を受賞。

ストーリー

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あるストリートにたたずむ建物、ホテルビーナス。物静かな老オカマ・ビーナスが経営するそのホテルには、どこか影を背負った人々が、本当の名前さえ隠して共にひっそりと暮らしている。ある日、小さな娘を連れた男がやって来たのをきっかけに、彼らの生活は少しずつ変化し、それぞれが己の傷と向き合い、人生を見つめ直していく。

キャスト

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チョナン
演:草彅剛
0号室。ホテルの下働き兼カフェのウェイター。暗い過去を背負い、未来に希望を持てずに暮らしている。タップダンスが得意。
ドクター
演:香川照之
1号室。腕利きのヤミ医師だったが、今は廃業しアルコール中毒になってしまう。
ワイフ
演:中谷美紀
ドクターの妻で、元ヤミ看護婦。ドクターの再起を願いながら、ホステスとして働き生計を支える。
ソーダ
演:チョ・ウンジ
3号室。花屋で働きながら、いつか自分の店を持つことを夢見ている。弾けるような笑顔があだ名の由来だが、その裏で不本意な仕事に手を染めている。
ボウイ
演:イ・ジュンギ
4号室。幼い頃ホテルビーナスのカフェに置き去りにされた孤児。人一倍強さに憧れ、常にピストルを手放さない。
ビーナス
演:市村正親
オーナー室。片足が不自由な老オカマ。いつも静かに微笑みながら皆を見守っている。
ガイ
演:パク・ジョンウ朝鮮語版
少女を連れてやってきた男。2号室に入る。屈強だが、無口で人と関わることを拒んでいるようである。
サイ
演:コ・ドヒ
ガイに連れられてきた少女。全く笑わず、食事にも手をつけない。しかし、甲斐甲斐しく世話を焼くチョナンに少しずつ心を開いていく。
その他の面々
伊武雅刀松尾貴史勝村政信田中要次金子りずむちすん武居康仁つんく♂友情出演)、香取慎吾(友情出演)

スタッフ

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主題歌・挿入歌

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脚注

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  1. ^ 「2004年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2005年平成17年)2月下旬号、キネマ旬報社、2005年、152頁。 

関連項目

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外部リンク

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