新金谷駅
新金谷駅 | |
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駅舎 | |
しんかなや SHIN-KANAYA | |
◄金谷 (2.3 km) (1.5 km) 代官町► | |
所在地 | 静岡県島田市金谷東2丁目1112-2 |
所属事業者 | 大井川鐵道 |
所属路線 | 大井川本線 |
キロ程 | 2.3 km(金谷起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 島式 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
459人/日(降車客含まず) -2016年- |
乗降人員 -統計年度- |
856人/日 -2016年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)6月10日 |
新金谷駅(しんかなやえき)は、静岡県島田市金谷東2丁目にある大井川鐵道大井川本線の駅である。
駅構造
島式1面2線のホームをもつ。ホームにアナウンスの装置はなく、列車の到着時には駅員が乗客を誘導する。当駅には側線・電留線があり、使用しない機関車や客車などが留置されている。
駅構内には蒸気機関車 (SL) を含む大井川本線の車両の整備を行っている新金谷車両区が併設されている。ここがSLの実質的な発着場所であり、運用を終えたSLはここへ戻ってくる。過去に存在した転車台は1970年(昭和45年)9月28日に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間上り千頭発金谷方面行きのSLはバック運転(逆機)で客車を牽引していた。しかし2010年(平成22年)ごろ、転車台を再度設置することが決定され、2011年(平成23年)6月ごろより工事を開始、同年10月7日から使用を開始した[1]。島田市の観光政策の一環でもあった[2]。車両区西側・SLの留置場北側に設置され、通常は電動だが手押しで動かすことも可能である。
また当駅の金谷駅側のはずれ、新金谷車両区の脇から南東方向に別れて伸びる側線がある。終端部に廃車となった車両や貨車が留置されているが、廃車となった車両の解体作業や車両の搬入、搬出、資材の積み込みにも使われている。挟む形となっている大井川の支流から「大代川側線」と通称されている。
駅舎は大井川鐵道の本社事務所となっている[3]。また駅舎内には喫茶店「This is cafe 新金谷駅店」が営業している[4]。
2018年(平成30年)11月2日の官報『号外 第242号、文化財を登録文化財に登録する件(文部科学省第二百十四号)』により、駅舎が「登録有形文化財」登録となった[5][6][7]。
利用状況
- 2007年度の1日平均乗車人員は468人(静岡県統計年鑑による)
- 大井川鐵道を含む観光ツアーでは当駅から、もしくは当駅までSL急行に乗り、観光バスに乗り換えるケースが多い。
- 2011年10月1日から、SL急行の全列車が当駅始発となった
駅周辺
- プラザロコ - 元ヤオハンの建物を改装して、1997年(平成9年)4月27日にオープンした施設。館内には、SL急行券の販売窓口や売店、ロコミュージアムなどがある。
- 宅円庵 - 日本左衛門首塚
- 沼津熔銅株式会社[8]
歴史
隣の駅
関連項目
脚注
- ^ 新金谷駅構内に転車台が設置されます。 - 大井川鐵道。
- ^ 大井川鐵道(株)新金谷駅でSL転車台お披露目 - 静岡県公式サイト、2011年10月14日。
- ^ 大井川鐵道・ロケーションサービス
- ^ 新金谷のカフェ "This is Cafe" This is Cafe公式サイト、2015年3月25日閲覧
- ^ "文化財を登録文化財に登録する件(文部科学省第二百十四号)" (PDF) (Press release). 国立印刷局. 2 November 2018. 2018年11月21日閲覧。
- ^ "新金谷駅 駅舎が「登録有形文化財」となりました。" (Press release). 大井川鐵道. 13 November 2018. 2018年11月15日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年11月21日閲覧。
- ^ “大井川鐵道 新金谷駅舎が登録有形文化財に”. 鉄道チャンネルニュース. エキスプレス (制作プロダクション) (2018年11月14日). 2018年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月21日閲覧。
- ^ 沼津熔銅-Googleマップ