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お早うネットワーク

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お早うネットワーク(おはようネットワーク)は、NRN系列全国33局ネットで、一部の地域を除き、月曜 - 金曜の朝7時台に放送しているラジオ番組1968年スタート。現在は放送上ではこのタイトルをコメントはしていないものの、ゾーンとして継続している。
なお、NRN系列局でも、栃木放送朝日放送ラジオ大阪山陽放送では放送されていない。
かつて後述のAパターンで「アミューズメントワールド」を放送していた時代は全パターンで土曜日の放送もあったが、2008年9月の「アミューズメントワールド」終了を持って金曜までに縮小されている。

概要

2010年7月の改編以降、放送形態が3つ存在している。

  1. Aパターン…月〜金曜7:10 - 7:25の15分間、ニッポン放送制作同時ネット生放送「やじうまニュースネットワーク」を放送している地域。【CM→提供クレジット→CM→本編→CM→提供クレジット】が放送パターン。
  2. Bパターン…月〜金曜まで、ニッポン放送制作・裏送りの5分番組「情報宝島」を放送する地域。【タイトルコール・提供クレジット→本編→CM→提供クレジット】が放送パターン。
  3. Cパターン…ニッポン放送制作番組はネットせず、自社制作番組を放送。スポンサーのみ、ネットする地域(いわゆる企画ネット番組

2015年6月現在、スポンサーはKIRIN FIRE(全曜日。3月10日~)である。
ノンスポンサーの場合は全篇パーティシペーション枠となる(一部のCM枠はACジャパンのもので穴埋めしている)。
2011年4月下旬に長期にわたってレギュラースポンサーを務めた大正製薬が、放送前のCM(カウキャッチャー扱い)に移行して以降はノンスポンサーが続いていた(2013年9月から2014年6月と2014年9月以降は、大正製薬もカウキャッチャーから撤退)。この他、定期的にスポンサークレジットに載ったり、クレジットなしで、CMを流す企業が数社存在する。

放送対象地域に限れば、現在放送されていない地域は岡山県[1]のみとなっている(越境受信による、隣接県局の聴取は可能)。

大半の放送局では、「生島ヒロシのおはよう一直線」(TBSラジオ/JRN)をネット受けしている。加えて一部の局では「おはよう寺ちゃん 活動中・ネットワークゾーン」(文化放送/NRN)をネットする局もあり、この時間のネットワークニュースを、全系列キー局から受けている局もある。

ニッポン放送 ワイド番組時代

  • 1972年4月7日までは平日6:00〜9:30のワイド番組として放送だったが、終了後は7:00〜8:00に「山谷親平ショー」、8:00〜9:00に「高山栄ショー」などに分割した。

Aパターン

NRN系列33局中、22局ネットで放送されている番組。これは前述通り、ニッポン放送でも放送されている。現在放送の「やじうまニュースネットワーク」は2010年6月28日放送開始。
ニッポン放送においては「ニッポン放送平日朝帯ワイド番組」に内包されている。

平日版の体制

「お早うネットワーク」の先駆け
  • 番組開始当初(1968年)は「お早うネットワーク」の統一タイトルで、30分番組として放送。前半10分間が、各局ローカルで、7時10分より「今朝の焦点(けさのしょうてん)」。7時25分より「朝の発言(あさのはつげん)」といった構成だった(Cパターンの九州朝日放送では「今朝の焦点」を1999年3月まで、タイトルのみの企画ネットとして使用していた)。
  • その後、ニッポン放送は「山谷親平のお早うニッポン」(7:00~8:00)内に包含され、ネット各局も、ネットパターンが分かれ、「今朝の焦点」「朝の発言」それぞれをネットする形のパターンと、自社製作で、スポンサーネットするパターンに分かれたが、「今朝の焦点」「朝の発言」は、セットでネットする局が、多数を占めた。
「お早う!中年探偵団」スタート後→パターンの分裂
  • 山谷親平の急死後、「お早うニッポン」に代わり、ニッポン放送では、高嶋ひでたけがパーソナリティーを務めた「高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」が1985年にスタートし、同番組枠内で「今朝の焦点」の後継番組として、「高嶋ひでたけの夜討ち朝がけ(たけしまひでたけのようちあさがけ)」→「高嶋ひでたけの世直し研究所( - よなおしけんきゅうじょ)」→「高嶋ひでたけのお出かけ気にかけ ニュース塾( - おでかけきにかけにゅーすじゅく)」→「高嶋ひでたけのお早うニュース塾」を、2004年3月19日まで放送していた。ニュース読みは石川みゆき小口絵理子(当時、ニッポン放送アナウンサー)→冨田憲子(当時、ニッポン放送アナウンサー)→山本かおると替わった。
    また、「朝の発言」は「情報宝島」のタイトルに変わり、この辺りから、本項で言う、A・B・Cパターンに分かれた。
    なお、「夜討ち朝がけ」は、タイトル改題した後も、Cパターンの中国放送では2010年3月まで、タイトルに取り入れ続けていた。また、毎日放送でも、タイトルに取り入れ続けていた。「世直し研究所」は九州朝日放送でも長年、タイトルに取り入れ続けていた。
  • 高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」終了後、2004年3月22日より、経済アナリストの森永卓郎がパーソナリティを務めた「森永卓郎の朝はモリタク!もりだくSUN」→「森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!」→「森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!」枠内で「なるほど! ニュースネットワーク」を、2007年9月28日まで放送していた。ニュース読みは、増田みのり那須恵理子が務めた。
  • 2007年10月1日から2010年6月25日まで、上柳昌彦(ニッポン放送アナウンサー)がパーソナリティを務めた「上柳昌彦のお早うGoodDay!」の枠内で「GoodDay! ニュースネットワーク(グッデイ! - )」を放送していた。この時は、提供クレジットや全体の進行を上柳が行い、ニュースリーダーを、アシスタント(石川・那須・増山さやか)が務めた。また、全国のリスナーに配慮して「全国のみなさん、お早うございます。上柳昌彦です。」という挨拶を入れていた。また、このころまでは、後述の森田の他にも、畑中秀哉宮崎裕子藤原高峰館野美欧ら、ニッポン放送報道部記者が出演していた。
現在
  • 2010年6月28日から、6年振りに、朝の番組へ復帰することになった、高嶋ひでたけがパーソナリティを務める「高嶋ひでたけのあさラジ!」が開始。この番組枠内で「やじうま ニュースネットワーク」を放送。
    2011年10月3日からは長年未ネットであった茨城放送でネット開始。

土曜版の体制

  • 1980年代当時は平日版と同じタイトルで放送していた。
  • 1989年4月スタートの土曜朝ワイド「目覚ましかぼちゃモーニング」(~1998年3月)の枠内で「我ら アドベンチャーファミリー」を放送。その後番組である「土曜だ!いい朝KOASAクン」(1998年4月~1999年6月)の「おはよう事件フラッシュ」までは、ニッポン放送の制作で同時ネットにて放送していた。
  • 1999年7月、ニッポン放送では「お願い!DJ!克也とミッちゃんはっぴぃウィークエンド」がスタートしたが、この番組開始をきっかけに同局制作の裏送り番組に変更した(「お願い!DJ!小林克也青春ベストヒットリクエスト」に至るまでの間「かけまくリクエスト」を放送、いち早く2007年3月に終了)。
  • 同時期にネット局では平日版と同じ放送枠で「アミューズメントワールド」を開始。常倉十紀二と「お早よう!中年探偵団」の女性アシスタントがパーソナリティを務めた「トキちゃんのアミューズメントワールド」(トキちゃんは、常倉のアダ名)であったが2003年に常倉が死去。それ以降は番組タイトルから“トキちゃんの”を外し、冨田憲子増田みのり垣花正上柳昌彦がパーソナリティを務めた「アミューズメントワールド」として放送され、2008年9月27日の放送をもって、最終回となった。それと同時に上記にある通り土曜版は廃止となり、「情報宝島」も土曜日の放送を取りやめた。

放送形態(2014年7月現在)

  • 月〜金 7:10.00 - 7:23.00 「やじうま ニュースネットワーク
    • 内容:放送時間までに入った、注目すべきニュースを、2項目放送(開始当初は3項目だったが、重点的な解説をするためか2つにしている。ただし特別編成時やスペシャルコメンテーター、選挙など重点さが増す場合はの時は1項目になり、高嶋が「今日のニュースはこれ1本です」と述べる)。報道記者が出演して、ニュースを解説。コメンテーターが、その項目にコメントを付ける。生放送番組。
    • パーソナリティ:高嶋ひでたけ
    • ニュースリーダー、提供クレジット読み:箱崎みどり(月・火・水)、増山さやか(木・金) - いずれもニッポン放送アナウンサー
    • ニュース解説:森田耕次(月・木・金担当、ニッポン放送報道部 解説委員)/上村貢聖(毎週火曜日担当、ニッポン放送報道部 解説委員。2011年8月 - )/畑中秀哉(毎週水曜日担当、ニッポン放送報道部 記者。2011年12月 - )
    • コメンテーター
高嶋ひでたけのあさラジ!#ニュースゾーン」を参照のこと。

ネット局

記述の無い局は単独番組として放送されている。

放送局名 内包番組
ニッポン放送
制作局
「高嶋ひでたけのあさラジ!」
STVラジオ オハヨー!ほっかいどう
青森放送
IBC岩手放送 朝からRADIO
秋田放送
山形放送 グッとモーニン!!
茨城放送 「Morningナビ!!」
信越放送 モーニングワイド ラジオJ
北日本放送 「KNBモーニングすくらんぶる」
北陸放送
福井放送
和歌山放送  「グッデイ!」
山陰放送
山口放送 おはようKRY
西日本放送 さわやかラジオ 気分上々
四国放送 「JRTラジオ あさ一番」
高知放送
長崎放送
NBCラジオ佐賀
ラジオ朝刊 おはようラジオ!
大分放送 スタート!
宮崎放送 スカッと朝いち番!
南日本放送 「Morning Smile」
ラジオ沖縄 「SPLASH!!」

変則ネット

12月25日が平日の場合、ニッポン放送では『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』を放送するため、ネット局向けの裏送りとなる(CMのみネット)。
STVラジオ、青森放送、IBC岩手放送、和歌山放送では各局独自の内容で『ミュージックソン』を放送しているが、こちらについては各局で編成については委ねられる(青森放送週間番組表をみてわかるように、『ミュージックソン』編成局ではあるがネットされることもある)。
その他のネット局は裏送りのものを放送する。
また1月1日もニッポン放送では新春特別番組を放送するため放送されない。この場合もネット局では裏送りにて放送される。
そのときは、内包先である「あさラジ!」自体が休止のため、高嶋とニュースリーダー担当アナウンサーは通常通りだが、解説者とコメンテーターが異なることが多い。また1月1日は特別編成になりやすく、「やじうまニュースネットワーク」を単独編成する局が多い。

2012年12月25日(火) - 高嶋、石川みゆき、乾正人、森田が出演。
2013年12月25日(水) - 高嶋、箱崎、須田慎一郎、上村が出演。
2014年01月01日(水) - 高嶋、箱崎、浅川弘忠、上村が出演。
2014年06月20日(金)[2] - 高嶋、箱崎、鈴木哲夫、森田が出演。
2014年06月25日(水)[3] - 高嶋、箱崎、須田、上村が出演。
2014年12月25日(木) - 高嶋、箱崎、鈴木、畑中が出演。
2015年01月01日(木) - 高嶋、箱崎、鈴木、畑中が出演。

Bパターン

Bパターンの「情報宝島」(じょうほうたからじま)はNRN系列33局中、8局ネットで放送されている番組。

概要

  • ニッポン放送の裏送り制作番組。
  • 番組の放送時間は5分間だが、CMはAパターンと(内容、時間共に)同じものが使われ、さらに「タイトルコール」や「スポンサー読み」も行われるので、番組の実質的な時間は、3分程度しかない。
  • 番組としては、畑中が一人で、放送原稿を読み上げるだけのもの。取り上げる内容は「今日は何の日」的なもの、時事にかかわる話、ニュースの裏側の解説等、多彩かつ多岐に渡っている。
    • 初めに那須恵理子による「畑中秀哉の情報宝島。この時間(番組)は○○の提供でお送りします」(スポンサーがない場合は「この時間は、畑中秀哉の情報宝島をお送りします」)とのアナウンスがあり、続けて「おはようございます。畑中秀哉です」とあいさつしてから、本編が始まる。
    • 『やじうま〜』も放送する高知放送(後述)においては那須のアナウンスもなく、放送時間になった時点で畑中の挨拶より始まる。また、エンディングテーマもネット局より長めにとってある。
  • 2009年10月頃から、毎週金曜日は「私の町のお宝情報」と銘打ち、リスナーからの投書を紹介するものになっており、採用されると採用者にしかわからないノベルティ、「ニッポン放送特製『宝のしましま』」が複数枚贈呈される。また木曜日には「にっぽん宝探し」と題し、毎週一つの都道府県にスポットを当て、それについての観光・文化・社会について述べるコーナーがある。
  • かつては高嶋ひでたけ比嘉憲雄が担当していた。
  • 福井放送大分放送も、以前は情報宝島を放送していたが、2003年から、Aパターンに変更し、同時ネットに切り替わった。
  • 北陸放送は2006年4月から、平日のみ、Aパターンに移行。2008年4月からは土曜日も、Aパターンに移行した。
  • A・Bの両方の放送は、現在は秋田放送高知放送の2局である。但し、Aパターンと協賛スポンサーが重複するために「情報宝島」についてはノンスポンサー=P・Tの扱いで放送している。特に、高知放送についてはAパターンの放送が終わった後に連続で「情報宝島」を放送する日程が組まれている。なお過去に高嶋ひでたけ担当の頃は、同様のパターンの放送局も多かったが、比嘉のりおに変更してからは、上記2つと山口放送だけになった。
  • また類似例として、東海ラジオは、後述Cパターンの自社制作番組だが、別枠で、平日に、情報宝島を放送していた時期があった。
  • 土曜の放送は、2008年9月をもって終了。
  • 長年ネットされてこなかったKBS京都ラジオでも2013年4月よりBパターンにて開始。
  • 長年ネットしてきた東北放送は2014年3月で放送を終了した。

放送形態

ネット局

内包番組が無い場合は単独番組として放送される。放送時間の速い順から記載。

放送局名 放送時間 内包番組
秋田放送 6:55 - 7:00
ラジオ福島 7:05 - 7:09 「朝から全開!」
新潟放送 7:05 - 7:10 はや・すた
山梨放送 7:15 - 7:20
熊本放送 奥田圭のさんさんラジオ
南海放送 7:18 - 7:23 「モーニングディライト えひめ」
高知放送 7:25 - 7:30
KBS京都
KBS滋賀
7:34 - 7:39 笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ

Cパターン

NRN系列33局中、6局で行われるパターン。CMのみネットしている「企画ネット」扱いである。

概要・放送形態

実施局

月曜〜金曜「ニュースクローズアップ」(7:30 - 7:41、「おはようワイド Goodモーニング→Goodモーニング 根本です/Goodモーニング 飯野です」内)
2014年3月前までは「情報宝島」をネットしていた。「ENEOSプレゼンツ あさナビ」がこの時間に始まることとなり、ネットを打ち切って自社制作に切り替えた。
※なお、「クローズアップ」そのものは「お早うネットワーク」の企画ネット以前からも放送され続けてきた。
月曜〜金曜「静岡新聞ニュース」(7:03 - 7:10、「とれたてラジオ〜One to one〜」→「朝だす!」→「朝番長」→「IPPO」内)
2000年代に入る前までは「情報宝島」をネットしていた。
月曜〜金曜「今日のピックアップ」(7:08 - 7:15、「矢野きよ実の朝は矢野流」内)
(平日)、「伊藤春雄のさん!さん!モーニング」時代は『ひと声千両! この人にきく』、「小島一宏 morning あい land」時代は『アイランドBOX』、「源石和輝 モルゲン!!」時代は「くらべるモルゲン」としてそれぞれ放送[4]
(土曜)「心ひらいて 土曜がイチバン」時代に『週刊レポート』、「サタデーパーク アマチン通り」時代に『週刊トピックス』として放送。
月曜〜金曜「MBSニュース」(7:10 - 7:15、『子守康範 朝からてんコモリ!』内)
(平日)『おはようMBS』時代のタイトルは「今朝の焦点~毎日ニュース~」、『おはよう(MBS)川村龍一です』時代は「夜討ち朝駆け ホットな情報~毎日ニュース~」であったが、『はやみみラジオ!水野晶子です』以降の生ワイド番組では定時ニュースの前後にCMを流している。
(土曜)『おはよう!松井さんちの土曜日です』前期までのタイトルは平日版と同じ。後期に「毎日ニュース」と改称した後に、定時ニュースのスポンサードとなる。
月曜〜金曜「おはようフォーカス」(7:15 - 7:28「本名正憲のおはようラジオ」内)
長年自社番組のタイトルは「おはようラジオ」だが、当初の頃は『けさの焦点』、改題して2010年3月までは『夜うち朝がけリンリン情報』というタイトル。
月曜〜金曜「ニュース・クローズアップ」(7:15 - 7:25、「Morning Wave」内)
中村もときの通勤ラジオ」時代は『今朝のスポットライト』、「武内裕之That's On Time」時代は『That'sフォーカス』というタイトル。「長谷川ひろし おはよう7」時代はニッポン放送でかつて使用されていた『今朝の焦点』、それより前及び土曜日にはニッポン放送と同一の『世直し研究所』を使用。

脚注

  1. ^ 1997年9月までは西日本放送共々「準広域放送」としてRNCが岡山・香川県のNRNシングルネット扱いであった
  2. ^ ニッポン放送と一部の局ではワールドカップ中継で休止となったが中継をしない局向けに裏送り。なお、「あさラジ!」はあったので通常の金曜日と同じ顔触れとなった。
  3. ^ ニッポン放送と一部の局ではワールドカップ中継の延長オプション対策で休止となったため、中継をしない局向けに裏送り。「あさラジ!」は7:10からの放送となり特別態勢を敷いたため火曜日と同じ顔触れに。
  4. ^ 「天野良春の朝からごきげん」→「おはよう松原敬生です」時代は『情報宝島』をネット受けしていた。