ショーン・ペン
ショーン・ペン Sean Penn | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
『ミルク』の撮影中にて(2008年) | |||||||||||||
本名 | Sean Justin Penn | ||||||||||||
生年月日 | 1960年8月17日(64歳) | ||||||||||||
出生地 | カリフォルニア州サンタモニカ | ||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||
職業 | 俳優・映画監督 | ||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||
活動期間 | 1974年 - | ||||||||||||
配偶者 |
マドンナ(1985 - 1989) ロビン・ライト・ペン(1996 - ) | ||||||||||||
著名な家族 |
父:レオ・ペン 母:アイリーン・ライアン 兄:マイケル・ペン 弟:クリス・ペン | ||||||||||||
|
ショーン・ジャスティン・ペン(Sean Justin Penn, 1960年8月17日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、映画監督。
来歴
生い立ち
カリフォルニア州サンタモニカで生まれる。父親のレオ・ペンは俳優兼映画監督、母親のアイリーン・ライアンは女優。兄のマイケル・ペンは、ミュージシャンであり、エイミー・マンの夫でもある。弟のクリス・ペンも俳優だった。祖父母はリトアニア及びロシアからのユダヤ人、母はイタリア人及びアイルランド人の、父はスペイン人の血を引く。
キャリア
1979年にテレビ映画『誰がウェブスターを殺したか』で注目を集め、1981年に『タップス』で映画デビューする。
世界三大映画祭(ヴェネツィア、カンヌ、ベルリン)の主演男優賞を全て受賞し、ヴェネツィアでは2度も受賞するなど、国際的にも評価が高い。2003年公開のクリント・イーストウッド監督作品『ミスティック・リバー』でアカデミー主演男優賞を受賞した。また、2008年公開のハーヴェイ・ミルクを演じた『ミルク』でもアカデミー主演男優賞を受賞した。
2008年のカンヌ国際映画祭では審査委員長を務めた。
1991年の『インディアン・ランナー』以降、映画監督にも進出。いずれの作品も高い評価を得ている。なお、自身の映画監督作品には出演しない。
私生活
1985年に歌手のマドンナと結婚したが、1989年に離婚。1987年には飲酒運転と暴行で逮捕、6ヶ月の実刑を受けている。他にもトロント映画祭会場内で喫煙し、屋内喫煙を禁じた法令に抵触し罰金刑となるなど、“映画界の悪童”として知られる。
1991年から女優のロビン・ライト・ペンと交際(同棲)し、1991年に長女(ディラン・フランシス)が、1993年に長男(ホッパー・ジャック)が誕生。1996年に結婚。おしどり夫婦として知られていたが、2007年12月に二人の離婚申請が「ピープル」誌に掲載された[1]。だが翌2008年4月に申請を撤回し復縁した[2]。2009年4月、今度はショーンの方から法的別居を申請。だが3週間後の5月下旬にはまたこの申請の取り消しを求めるなど夫婦間のゴタゴタが続いている[3]。
過激な抗議活動で知られる反捕鯨団体シーシェパードを支援している[4]。
主な作品
出演
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1981 | タップス Taps |
士官候補生のキャプテン アレックス・ドワイヤー | |
1982 | 初体験/リッジモント・ハイ Fast Times at Ridgemont High |
ジェフ・スピコリ | |
1983 | Summerspell | ブディ | 日本未公開 |
バッド・ボーイズ Badboys |
マイケル・オブライエン | ||
1984 | クラッカーズ/警報システムを突破せよ! Crackers |
ディラード | |
月を追いかけて Racing with the Moon |
ヘンリー・“ホッパー”・ナッシュ/ルー | 日本未公開 | |
1985 | コードネームはファルコン The Falcon and the Snowman |
ドールトン・リー | |
1986 | ロンリー・ブラッド At Close Range |
ブラッド・ホワイトウッド.Jr | |
上海サプライズ Shanghai Surprise |
グレンド・ウェイシー | ||
1987 | ディア・アメリカ/戦場からの手紙 Dear America: Letters Home from Vietnam |
ナレーター | 日本未公開 |
1988 | Cool Blue | フィル | クレジット表記なし 日本未公開 |
カラーズ 天使の消えた街 Colors |
ダニー・マクガヴァン | ||
ジャッジメント・イン・ベルリン Judgment in Berlin |
グンサーX | 日本未公開 | |
1989 | カジュアリティーズ Casualties of War |
トニー・メサーヴェ軍曹 | |
俺たちは天使じゃない We're No Angels |
ジム | ||
1990 | ステート・オブ・グレース State of Grace |
テリーヌーナン | |
1991 | Schneeweißrosenrot | 本人 | ドキュメンタリー |
1992 | Cruise Control | ジェフリー | 短編映画 |
1993 | The Last Party | 本人 | ドキュメンタリー |
カリートの道 Carlito's Way |
デイヴィッド・クレインフェルド | ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート | |
1995 | デッドマン・ウォーキング Dead Man Walking |
マシュー・ポンスレット | ベルリン国際映画祭銀熊賞 (男優賞)受賞 アカデミー主演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート |
1997 | Loved | Man on the Hill (Michael) | 日本未公開 |
シーズ・ソー・ラヴリー She's So Lovely |
エディ・クィン | カンヌ国際映画祭 男優賞受賞 | |
Uターン U Turn |
ボビー・クーパー | ||
ゲーム The Game |
コンラッド・ヴァン・オートン | ||
ヒューゴ・プール Hugo Pool |
奇妙なヒッチハイカー | ||
1998 | キャスティング・ディレクター Hurlyburly |
エディ | ヴェネツィア国際映画祭 男優賞受賞 |
シン・レッド・ライン The Thin Red Line |
ウェルシュ軍長 | ||
1999 | マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich |
本人 | クレジット表記なし |
ギター弾きの恋 Sweet and Lowdown |
エメット・レイ | アカデミー主演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート | |
2000 | A Constant Forge | 本人 | ドキュメンタリー |
真夜中の銃声 Up at the Villa |
ローリー・フリント | 日本未公開 | |
夜になるまえに Before Night Falls |
クコ・サンチェス | ||
悪魔の呼ぶ海へ The Weight of Water |
トーマス・ジェーンズ | 日本未公開 | |
2001 | DOGTOWN & Z-BOYS Dogtown and Z-Boys |
ナレーター | ドキュメンタリー |
The Beaver Trilogy | Groovin' Larry (segment Beaver Kid 2) | 日本未公開 | |
Scene Smoking: Cigarettes, Cinema & the Myth of Cool | 本人 | ドキュメンタリー | |
See How They Run | 本人 | ドキュメンタリー | |
アイ・アム・サム I Am Sam |
サム・ドーソン | アカデミー主演男優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート | |
2003 | アンビリーバブル It's All About Love |
マルチェロ | 日本未公開 |
ミスティック・リバー Mystic River |
ジミー・マーカム | アカデミー主演男優賞受賞 ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)受賞 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート | |
21グラム 21 Grams |
ポール・リヴァーズ | ヴェネツィア国際映画祭 男優賞受賞 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート | |
2004 | リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 The Assassination of Richard Nixon |
サミュエル・J・ビック | |
2005 | ザ・インタープリター The Interpreter |
トビン・ケラー | |
2006 | オール・ザ・キングスメン All the King's Men |
ウィリー・スターク | |
2008 | ミルク Milk |
ハーヴェイ・ミルク | アカデミー主演男優賞受賞 ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート |
Witch Hunt | ナレーター | ドキュメンタリー | |
トラブル・イン・ハリウッド What Just Happened |
本人役 | ||
2010 | Fair Game | ジョセフ・ウィルソン | |
2011 | ツリー・オブ・ライフ The Tree of Life |
||
This Must Be the Place |
監督
公開年 | 邦題 原題 |
主演 |
---|---|---|
1991 | インディアン・ランナー The Indian Runner |
ヴィゴ・モーテンセン |
1995 | クロッシング・ガード The Crossing Guard |
ジャック・ニコルソン |
2001 | プレッジ The Pledge |
ジャック・ニコルソン |
2002 | 11'9''01/セプテンバー11 11'09'01 - September 11 |
|
2007 | イントゥ・ザ・ワイルド Into the Wild |
エミール・ハーシュ |
脚注
- ^ White, Nicholas. Sean Penn and Robin Wright Penn Divorcing. People. December 27, 2007.
- ^ "Sean Penn, wife Robin end divorce proceeding." Reuters. April 9, 2008.
- ^ シネマトゥデイ (2009年5月22日). “ショーン・ペン、また別れを撤回!法的別居の申請書を取り消す”. 5月23閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ http://www.afpbb.com/article/entertainment/news-entertainment/2680528/5138181