徳元悠平

日本のサッカー選手

徳元 悠平(とくもと しゅうへい、1995年9月12日 - )は、沖縄県糸満市出身のプロサッカー選手Jリーグ名古屋グランパス所属。ポジションはディフェンダー(DF)

徳元 悠平
名前
愛称 トク、とっくー
カタカナ トクモト シュウヘイ
ラテン文字 TOKUMOTO Shuhei
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1995-09-12) 1995年9月12日(29歳)
出身地 沖縄県糸満市[1]
身長 171cm
体重 73kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 名古屋グランパス
ポジション DF
背番号 55
利き足 左足
ユース
2003-2007 三和FC
2008-2010 糸満市立三和中学校
2011-2013 沖縄県立那覇西高等学校
2014-2017 城西国際大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018-2019 FC琉球 66 (2)
2020-2022 ファジアーノ岡山 106 (3)
2023-2024 FC東京 29 (2)
2024 名古屋グランパスloan 10 (0)
2025- 名古屋グランパス
1. 国内リーグ戦に限る。2024年8月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

プロ入り前

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那覇西高校では3年次に主将として、全国高校総体全国高校サッカー選手権に出場した[2][3]。卒業後は城西国際大学へ進学。

クラブ経歴

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FC琉球

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2018年、FC琉球に加入[4][5]。1年目からJ3リーグ全32試合中31試合に先発フル出場し[6]、同年シーズンのJ3優勝・J2昇格に貢献した。翌2019年シーズンのJ2リーグでは、第18節アウェー京都サンガF.C.戦で負傷退場[7]したものの、35試合に出場した。

ファジアーノ岡山

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2020年、ファジアーノ岡山に完全移籍[6][8]。前年に監督に就任していた有馬賢二が求める高い位置でプレーする左サイドバックへの適応が期待され[9]、実際に3シーズンで106試合に出場した[6]

FC東京

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2023年、FC東京に完全移籍[10]。初年は18試合に出場し、そのうち約半数に先発出場、5月にはJ1での初ゴールも記録した[11]。2024年はバングーナガンデ佳史扶長友佑都とポジションを争いながらも、夏までに11試合に出場し1ゴールを記録した[6][12]

名古屋グランパス

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2024年8月15日、名古屋グランパスへの期限付き移籍が発表される[6][13]。この年の名古屋は春キャンプ中から主力に怪我が相次ぎ、夏までにリーグ戦は中位以下に沈んでおり、再構築の試行錯誤が続けられている状態であった[14]。9月18日からは「現時点でのベスト布陣」とも言える戦術へとたどり着くが、このシステムの鍵となったのが左ウィングバックに置かれた徳元であった[15][16]。軌道に乗ったチームは2度目のルヴァンカップ制覇を達成するが、特に準決勝での徳元は3得点全てを演出するなどチームに欠かせない存在感を示した[16][17] 。12月30日、期限付き移籍期間満了後に完全移籍となることが発表された[18]

選手としての特徴

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左サイドのスペシャリスト[19]。高い精度のクロスを武器としており、セットプレーのキッカーも担える[17]。1対1では縦に仕掛ける場面もあるなど、非常に高い攻撃性能を有する[9]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2018 琉球 5 J3 31 2 - 1 0 32 2
2019 J2 35 0 - 0 0 35 0
2020 岡山 41 36 2 - - 36 2
2021 39 0 - 2 0 41 0
2022 31 1 - 0 0 31 1
2023 FC東京 17 J1 18 1 4 0 2 0 24 1
2024 43 11 1 4 0 1 0 16 1
名古屋 55 10 0 5 0 - 15 0
通算 日本 J1 39 2 13 0 3 0 55 2
日本 J2 141 3 - 2 0 143 3
日本 J3 31 2 - 1 0 32 2
総通算 201 7 8 0 6 0 215 7
その他公式戦
出場歴

選抜歴

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  • 2011年 沖縄県国体選抜

タイトル

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クラブ

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FC琉球
名古屋グランパス

脚注

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  1. ^ “FC琉球 開幕連勝 北九州に2―1 J3”. 琉球新報. (2018年3月18日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-684531.html 2018年4月18日閲覧。 
  2. ^ “出場校紹介:那覇西(沖縄)”. ゲキサカ. (2013年7月23日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?117752-122276-fl 2018年4月18日閲覧。 
  3. ^ “出場校紹介:那覇西(沖縄)”. ゲキサカ. (2013年12月27日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?126131-130557-fl 2018年4月18日閲覧。 
  4. ^ 2018シーズン新加入選手のお知らせ』(プレスリリース)FC琉球、2017年12月6日http://fcryukyu.com/news/11053/2018年4月18日閲覧 
  5. ^ FC東京DF徳元悠平、名古屋への期限付き移籍が決定「多くのサポートのおかげで…」”. サッカーキング (2024年8月15日). 2025年1月2日閲覧。
  6. ^ a b c d e FC東京DF徳元悠平が名古屋に期限付き移籍!「多くの勝利を共に喜べるように日々取り組みます」”. サッカーダイジェストWEB (2024年8月15日). 2025年1月2日閲覧。
  7. ^ DF徳元が全治3週間の負傷【琉球】”. Jリーグ (2019年6月21日). 2024年4月11日閲覧。
  8. ^ 徳元悠平選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ファジアーノ岡山、2019年12月15日https://www.fagiano-okayama.com/news/p1473055452.html2020年3月5日閲覧 
  9. ^ a b 徳元悠平の加入がファジアーノ岡山にもたらすものとは”. 難波拓未のnote (2019年12月16日). 2025年1月2日閲覧。
  10. ^ 徳元悠平選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)FC東京、2022年12月1日https://www.fctokyo.co.jp/news/142642022年12月1日閲覧 
  11. ^ 徳元、レギュラー定着へ闘志 勝負の2季目、常に強気で FC東京<Jリーグ>”. 琉球新報 (2024年1月26日). 2025年1月2日閲覧。
  12. ^ 「嘘だろ」 レフティーSBの電撃移籍に衝撃…即戦力流出で悲鳴続々「出しちゃいけない選手」”. FOOTBALL ZONE (2024年8月15日). 2025年1月2日閲覧。
  13. ^ 徳元 悠平選手、期限付き移籍加入のお知らせ|ニュース|名古屋グランパス公式サイト”. 名古屋グランパス公式サイト. 2024年8月15日閲覧。
  14. ^ 名古屋グランパス・長谷川監督、「陣容がそろったところで、やるべきことをやらないと」走り勝つ意識強調 24日、敵地で湘南戦”. 中日スポーツ (2024年8月23日). 2024年9月24日閲覧。
  15. ^ 名古屋グランパス、5つ目タイトル獲得の背景… 「ルヴァンモード」指揮官が腹をくくってつかんだ勝利”. 中日スポーツ (2024年12月12日). 2024年12月20日閲覧。
  16. ^ a b 名古屋グランパス、PK戦の激闘制し3年ぶりタイトル 今季限り退団のランゲラックが有終の美…自身もPK決めた【ルヴァン杯】:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2024年11月28日閲覧。
  17. ^ a b 今夏加入の名古屋DF徳元悠平がチームにもたらすものとは? 指揮官の回答は横浜戦で3Aをマークしたキック精度ではなく…【ルヴァン杯準決勝第1戦】”. サッカーダイジェストWEB (2024年10月10日). 2025年1月2日閲覧。
  18. ^ 徳元 悠平選手、移籍加入のお知らせ”. 名古屋グランパス (2024年12月30日). 2025年1月2日閲覧。
  19. ^ 【名古屋】徳元悠平、ゲンの良い国立で優勝を誓う!「いまJ2やJ3にいる選手たちに勇気や希望を与えたい」”. サッカーマガジンWEB (2024年11月1日). 2025年1月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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