ニューヨーク市地下鉄1系統
ニューヨーク市地下鉄1系統(ニューヨークしちかてつ1けいとう)は、ニューヨーク市地下鉄Aディビジョンの運転系統。ラインカラーは赤で、IRTブロードウェイ-7番街線を通っている。ヴァン・コートランド・パーク-242丁目駅(ブロンクス区)からサウス・フェリー駅(マンハッタン区)を結んでいる。
1系統 | |||
---|---|---|---|
基本情報 | |||
路線網 | ニューヨーク市地下鉄 | ||
起点 | ヴァン・コートランド・パーク-242丁目駅 | ||
終点 | サウス・フェリー駅 | ||
駅数 | 38駅 | ||
経由路線 | IRTブロードウェイ-7番街線 | ||
路線番号 | 1 | ||
開業 | 1904年10月27日 | ||
運営者 | ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ | ||
路線諸元 | |||
軌間 | 1,435 mm (標準軌) | ||
線路数 | 複線 | ||
複線区間 | 全区間・一部区間は複々線 | ||
電化区間 | 全区間 | ||
電化方式 | 直流625V | ||
|
歴史
編集1904年から1908年にかけて地下鉄が開通したとき、主な路線はマンハッタンの西側にあった。急行、各停があり、急行はラッシュアワー時にブルックリンまで走っていたが、他の列車は、シティ・ホール駅やサウス・フェリー駅までだった。IRTブロードウェイ-7番街線が最初に開通したのは1917年6月3日で、タイムズ・スクエア-42丁目駅 - ペン・ステーション-34丁目駅間だった。1918年7月1日には、サウス・フェリー駅まで路線が延長され、ウォール・ストリートなどを通ってブルックリンの方向へ向かう支線も建設された。郊外からの路線は、サウス・フェリー駅へ向かったが、急行は支線へ走り、1919年4月15日にクラーク・ストリート・トンネルの開通によりブルックリンまで路線が延びた。その後、IRTイースタン・パークウェイ線やIRTノストランド・アベニュー線、IRTニューロッツ線も開通し、フラットブッシュ・アベニュー駅やニューロッツ・アベニュー駅まで走るようになった。
2001年9月11日には、アメリカ同時多発テロによるワールド・トレード・センターの崩壊のために、その下を走っていた1系統は被害を受け、路線の運用区間および車両の運用変更を余儀なくされた。当初は、14丁目駅からヴァン・コートランド・パーク-242丁目駅までの短縮区間運行となり、その後も、運行スケジュールや停車駅、区間などが変更されたが、2002年9月15日にサウス・フェリー駅までの運行が再開された。ワールドトレードセンターの直下に位置していたコートランド・ストリート駅は閉鎖されたままであったが、再建工事が終了し2018年9月8日より駅名をWTCコートランド駅と変更し営業を再開した[1]。
-
1917年6月3日から1967年10月まで使われた路線記号。R12からR36までの車輌にて提示されていた。
-
1967年11月から1979年6月まで使われていた路線記号。
-
1979年6月以降提示されている路線記号。
運行形態
編集路線 | 始発 | 終着 | 走行線路 |
---|---|---|---|
IRTブロードウェイ-7番街線 | ヴァン・コートランド・パーク-242丁目駅 | サウス・フェリー駅 | 各駅停車 |
この路線は、時間帯による運用変更はないが、平日朝ラッシュ時のみ137丁目-シティ・カレッジ駅および車庫から出発する238丁目駅から終点のサウス・フェリー駅までを結ぶ、途中駅始終着の列車がある。平日昼間は6分間隔、土休日昼間は8分間隔で運行されている。
駅一覧
編集凡例 | |
---|---|
終日停車 | |
深夜を除き終日停車 | |
深夜のみ停車 | |
平日のみ停車 | |
ラッシュ時混雑方向のみ停車 | |
閉鎖 | |
時間帯詳細 |
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “米同時テロ跡の地下鉄駅、17年ぶりオープン 米ニューヨーク”. CNN (September 9, 2018). September 9, 2018閲覧。