カストロカウダ
カストロカウダ (Castorocauda、「ビーバーの尾」の意) とは、中生代ジュラ紀中期(約1億6,400万年前)のアジアに生息していた、ビーバーなどに似た哺乳形類(「広義」哺乳類)である。キノドン類から分岐したあと、真の哺乳類が現れる前に出現した絶滅群、梁歯目に属する[1]。属名の「カストロ」はビーバーを、「カウダ」は尾を意味している[2]。
カストロカウダ | ||||||||||||||||||||||||
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カストロカウダ
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||
中生代ジュラ紀中期 (約1億6,400万年前) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Castorocauda Ji et al, 2006 | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
特徴
編集全長約45cm。骨格は穴掘りに適応した形態である[2]。一方、属名に現されるように、ビーバーのような扁平で鱗に覆われた尾を持っており、同様に水中生活をしていたことを示している。水生に適応した「広義」哺乳類では、既知で最古のものとされる[2]。歯の形態から、魚食性だったと推定されている。
脚注
編集関連項目
編集半水生の哺乳類および近縁な生物
編集中生代の多様な哺乳類
編集参考文献
編集- 富田幸光『新版 絶滅哺乳類図鑑』伊藤丙雄、岡本泰子、丸善、2011年、31, 32, 40頁頁。ISBN 978-4-621-08290-4。