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当時石田は興味をもった製品は自分で試して、よいと思ったものは不十分なマニュアルを補う簡単な説明カードを自分で手書きで書いて、秘書に清書をさせて部下、学生に使わせてみたりした。学生はいったいいつこんなものを書く時間がセンターの開発部長職の教授にあるのかと不思議におもったと伝えられる。しかし、悪い製品には石田は内輪では容赦ない批判を理路整然と述べた。
 
成功した「コンピュータ講座」に続き、1981年(昭和56年)にNHK教育テレビで、木曜日の夕方午後5:30から放映される「[[ジュニア文化シリーズ]]・サイエンスレーダー」の総合司会を担当した。この番組の内容は本として編集された: [[映像ルポマイコン]]。番組では当時の新しい技術の紹介がなされた。IT関係では、たとえばワードプロセッサの仮名漢字変換なども紹介された(ワープロOASYSの開発に携わった[[神田泰典]]の作成したウェブページにこの番組に取材された様子が掲載されている。ワープロ、PCの普及する以前の予算の乏しい番組の台本にはガリ版刷りのものがあったことが分かる。<ref>{{cite web|url=http://www.ykanda.jp/100/nhk.htm|title=1981年6月 NHK テレビ番組に宮崎緑さんと出演|author=神田泰典|accessdate=2013年11月13日|date=2001年9月10日}}</ref>)。番組の一部がyoutubeに掲載されている。<ref>{{cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=KRNoxJ2tF9g|title=1981 セラミックス|author=NHK|accessdate=2018年04月10日|date=1981年??月??日}}</ref> <ref>{{cite web|url=https://www.youtube.com/watch?v=fQPeqJtCR0A&feature=youtu.be&t=6m10s|title=「サイエンスレーダー」 最終回 <ジュニア文化シリーズ> (6分10秒過ぎから挨拶あり)|author=NHK|accessdate=2018年04月10日|date=1982?年3月??日}}</ref>
 
: 石田の趣旨としては、チップで提供されるマイクロコンピュータにより、メインフレームの時代あるいは「コンピュータ講座」でとりあげたミニコンの時代では不可能だったコンピュータの現場導入による技術革新が多くの場面で進む、また「パーソナルコンピュータ」というべきモノに支えられる文化が広がるというような話題を取り上げたかったのではないかと想像されるが、教育番組の乏しい予算では思うような内容になったかは不明である。視聴率が一パーセントに近づくと大騒ぎというのがこの時間帯の教育放送番組の実情であった。打ち合わせの最中に番組スタッフからNHKは日本薄謝協会の略であるという自虐的な発言があるなか、石田は自分のギャラはともかく、取材先へのお礼、取材費用は惜しまないでほしいという要望を述べていた。なお、この番組のディレクターの一人[[古賀義二郎]] は、コンピュータ講座のときの担当の一人でもあり番組の内容を書籍にまとめた際の共著者の一人でもある。なお筧 捷彦は石田とともに「コンピュータ講座」に出演した縁もあったためか、前年の1980年の同時間帯シリーズ番組は筧が担当した。1980年、1981年(とそれに続く1982年の継続番組)ではスタジオでは当時のPC8001<ref>{{cite web|url=http://museum.ipsj.or.jp/computer/personal/0001.html|title=【日本電気】 PC-8001|author=IPSJ|accessdate=2013年11月14日}}</ref>([[PC-8000シリーズ]]), [[if800]]<ref>{{cite web|url=http://museum.ipsj.or.jp/computer/personal/0005.html|title=【沖電気】 if800|author=IPSJ|accessdate=2013年11月14日}}</ref>, PC9801<ref>{{cite web|url=http://museum.ipsj.or.jp/computer/personal/0011.html|title=【日本電気】 PC-9001|author=IPSJ|accessdate=2013年11月14日}}</ref> ([[PC-9800]])といった8, 16 ビットパーソナルコンピュータが利用されてタイトルバックの画像の作成や、スタジオでのデータ表示につかわれたりしたので、石田の考えたパーソナルコンピュータの紹介は多少できたということもできよう。実際、視聴者から画面表示をしたBASICプログラムのリスティングを要望されたこともあった。