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{{Otheruses|ナマズ目の熱帯魚|日本の旅行会社|マル得ホテル予約}}
[[ImageFile:PlecostomusLiposarcus 700multiradiatus 01 ssj 20050321.jpg|thumb|270px|成長したプレコ<br/>[[w:Hypostomus plecostomus|''Hypostomus plecostomus'']]]]
'''プレコ'''は、[[ナマズ]]目ロリカリア科アンキストルス亜科に分類される[[魚類|魚]]。正式には'''プレコストムス'''(''Plecostomus'')だが、飼育者の間の呼称では略称の「プレコ」が定着している。なお、近縁の数属をまとめてプレコと呼んでいる。1980年代から90年代にかけて多くの新種のプレコが発見されたが、分類のはっきりしないプレコが多く存在する状態になったため、便宜的に「Lナンバー」と呼ばれる分類番号が作られた。これはL-001のように学名と関係なく番号で表すものである。また、近年になって学術的な調査も進み、分類は再編されつつある。
 
[[アマゾン川]]を中心とした[[南アメリカ]]の[[熱帯]]域に分布する。鎧のように固くザラザラしたうろこと、岩などに吸いつくことができる吸盤状の口が特徴である。大型の種類は現地では食用になる。
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; セイルフィン・プレコ
: 学名:''Glyptoperichthys gibbiceps''
: 最もポピュラーなプレコの一つで、背びれが[[帆船]]の[[帆]]のように発達することからこの名がある。特に幼魚ではよく藻類を食べるので、掃除屋として安価で売られているが、食欲のとおり成長が早く、最大で50cmに達する。安易に飼い始めると大きく成長して手に負えなくなるので注意。このため心無い飼育者によって河川に捨てられることも多いが、たいがいは冬季の低温く問題耐えられず死滅すなっている。
; ロイヤル・プレコ
: 学名:''Panaque niglolineatus''
: バリエーションによっては野生では全長60cmに達する大型種で、頭部の大きい二頭身的な体型と体にくまなく入る美しい[[縞模様|ストライプ模様]]から、非常に人気がある。「グリーンロイヤル」、「オレンジロイヤル」、「プラチナロイヤル」、「スポットロイヤル」など模様や色及び、産地によって複数のバリエーションがある。一般的に販売されている数センチクラスの幼魚では雌雄の判別は不可能であるが、雄は成長すると鰓から棘が長く伸びる。また、飼育下(水槽内)では、大きく成長させる事が困難な種でもある。最近の研究では、本種を始めとしたパナクエ属にタイガープレコに似た小型の''Panaquolus''属、マグナムプレコの仲間の''Scobinancistrus''属が亜属として組み入れられている。
[[File:Akwa02 panaque nigrolineatus.jpg|thumb|ロイヤルプレコ]]
; スカーレットトリムプレコ
: 学名:''Pseudacanthicus sellatus''
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; ヒポプレコ
: 学名:''Liposarcus multiradiatus''
: 「プレコ」「プレコストムス」等の名称で販売されていることもある。セルフィンプレコと同様に安価な掃除屋としてペットショップで売られているが、最大で5~60cmに達する。成長と共に気性が荒くなり、小型魚を補食する場合もある。繁殖力も高く、東南アジアや沖縄県では一部の河川で野生化したものが大増殖して既存種在来魚を駆逐するなど問題となっている。
 
=== 中型種 ===
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: 学名:''Pseudorinelepis genibarbis''
: 最大で30-40cmほどに成長する中型のプレコで、[[鎧]]のような[[鱗]]が特徴。ひれに橙色のエッジが入る「オレンジフィンアーマードプレコ」ほか、スポットが入るタイプも存在する。
; [[File:Baryancistrus-L018.jpg|thumb|オレンジフィンカイザープレコ]]
; オレンジフィンカイザープレコ
: 学名:''Baryancistrus'' sp.
: 最大で25-30cmほどに成長する中型のプレコだが、入荷するのはほとんどが10cm以下の小型のもので、水槽内の環境では最大サイズに達することは少ない。黒い地肌に黄色~白のスポットが無数に入り、背びれと尾びれに黄色のエッジが入る、「インペリアルゼブラ」と並ぶ美しいプレコ。産地によって模様には差異があり、スポットの細かさやエッジの太さ、色の違いにより「クイーンオレンジフィンカイザー」などの特別な名前で呼ばれるタイプも存在する。成長に従ってひれのエッジは小さくなり、スポットも細かく緻密になる。近縁種に体にスポットが入らない「オレンジフィンブラックカイザー」や、白いスポットのみが入る「ブラックウィズホワイトカイザー」などが存在する。
; ゴールドエッジマグナム・プレコ
: 学名:''Scobinancistrus aureatus''
: 「○○マグナムプレコ」と呼ばれる''Scobinancistrus'' 属のプレコの最大種で、体長は40cmを超える。入荷する数の多くを占める幼魚は非常に鮮やかで、白いスポットとひれにオレンジのエッジを持つ。''Scobinancistrus'' 属の特徴として、分厚く発達する口器とネズミのように長く伸びる歯が挙げられる。気性は同属の中でもかなり荒く、発達する歯と相まって喧嘩で他のプレコを傷つけたり、水槽の[[シリコーン|シリコン]]材をかじってしまうなどのトラブルを引き起こす可能性がある。成長すると「オレンジフィンカイザー」と同じような模様の変化を経て、長い体に緻密なスポットをちりばめた風格のある姿へと成長する。同属のプレコは、「ルビースポットマグナム」や「オパールドットマグナム」などのように、[[宝石]]や[[貴金属]]にちなんだ名前で呼ばれるものが多い。
; ニュースタークラウン・プレコ
: 学名:''Leporacanthicus galaxias''
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: 学名:''Hypancistrus zebra''
: アマゾン川の支流の[[シングー川]]で[[1989年]]に発見された、非常に美しいプレコ。純白の体にくっきりとした黒いストライプが流れるように入り、「最も美しいプレコ」として有名になる。プレコに付きまとっていた「掃除魚」のイメージを払拭させた。しかし、[[2004年]]からは生息数が急減しているため、[[ブラジル]]政府によって輸出が制限されている。只、その頃から国内での繁殖例も出始め、繁殖技術も確立されつつある。
[[File:Hypancistrus zebra4305.jpg|thumb|インペリアルゼブラプレコ]]
; タイガー・プレコ
: 学名:''Peckoltia vittata''
: 体長10cm程度。''Peckoltia'' 属のプレコでの中ではポピュラーな種で、安価で流通している。名前の由来は茶褐色の体に黄色のラインが入るところから。''Peckoltia'' 属のその他のを始めとしては、た黄色と褐色の模様がスポット状のプレコなる「スポットタイガー」やプレコなどクリーム色体に明瞭なバンド模様の特徴にあった名前で知られ「クイーンインペリアルタイガー」など、ポピュラーで美しい種類プレコ多く存在し、小型で飼育しやすいプクションの対象として親しまれている。
; ブッシープレコ
: 学名:''Ancistrus'' sp.
: 別名「ブリスルノーズ」とも。雄は吻部にヒゲのような肉質の突起が発生する。
 
[[File:Bristlenose Catfish 700.jpg|thumb|ブッシープレコ]]
 
== 関連項目 ==