解析学における有界変動の函数(ゆうかいへんどうのかんすう、英: function of bounded variation)あるいは有界変動函数(BV-function; BV函数)は、その変動が有界、すなわちが有限値となるような実数値函数を言う。この性質は函数のグラフが以下に述べる意味において素性のよい (well behaved) ものであることを述べるものである。話を一変数の連続函数に限定すれば、有界変動であることはその連続函数のグラフ上を奔る動点の(x-軸方向への寄与分は無視して)y-軸方向への移動距離が有限であることを意味する。多変数の連続函数の場合にもこれは同様の意味を持つのであるが、考えるべき動点の辿る連続な路としては、与えられた函数のグラフ全体(今の場合これは超曲面になる)を取ることができないという事実があるので、函数のグラフと固定された x-軸および y-軸に平行な任意の超平面との交叉を取る必要がある。 * 有界変動の函数があれば、その函数に関するリーマン–スティルチェス積分が任意の連続函数に対して定められる。 * 別な特徴付けとして、有界閉区間(コンパクト区間)上の有界変動函数は二つの有界単調増大函数の差として表される。