オクトーバー・クライシス(英: October Crisis, 十月危機)は、1970年10月にカナダのケベック州で発生した、ケベック解放戦線 (Front de Libération du Québec, FLQ) のテロリストによる2件の政府要人拉致事件の呼称。当時のカナダ首相ピエール・トルドーが、(短期間ではあるが)戦時措置法を発動し、ケベック州とオタワにカナダ軍が展開された。 ケベック州首相のロベール・ブラッサと、モントリオール市長のが、カナダ政府に対して戦時措置法の発動を求めた。カナダ首相トルドーは1970年10月に戦時措置法を発動。強い力を与えられた警察は、分離主義者と判断した者の全てを保釈無しで留置した。 この時カナダ政府は、ケベック解放戦線のメンバーと他の過激な分離主義者、民主主義的な手法で独立を勝ち取ろうと啓蒙活動をしているケベック党党員などを区別することを拒否した。本危機が終結した後、特に1973年にケベック党の党員リストを手に入れるために王立カナダ騎馬警察(RCMP)職員が不法に突入した事件などに対して、トルドー首相の指導による が捜査された。